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ようこそ!Bienvenue!Bienvenido! Willkommen!
日常を旅するAlbatrosの旅日記です。 アホウドリは「えさをとる時」と「子育てする時」だけ着地・着水するほかは、 たいがい沖の海風に乗って滑空してます。 そんなAlbatrosにとって、地上の日常を生きることは、 見るもの聞くもの新鮮な旅。 旅の途中で出会ったいろいろなこと、考えたことなどなど ゆるゆると、気ままにつづっていきます。 日常イコール旅、なので、 本物の「旅行」の話はあまり出てきません^^; 毎日の生活の中に見つけられる様々な風景を書きとめていきます。 …(le) voyageur enthousiaste et descriptif qui, la lorgnette en main, s'en va prendre le signalement de l'univers. (Theophile Gautier) Albatrosの日記 [全313件]
昨日の天気予報によれば、5月21日月曜日の東京の天気は曇りとのこと。 見られないかもしれない覚悟をして眠ったのだけれど… 朝5時半に起き、カーテンを開けて窓の外を見たら、日の光が見えている! 「これは見られるわ!」 急いで身支度・準備をして、建物階上へ。私がいつも平日夜に星・月を見ている場所。 6:20。うす曇りではあるけれど、日食観察専用プレートで見てみたら、 すでに太陽の右上が欠け始めていた。 あらかじめ、太陽に見立てた丸をたくさん描いておいた(テンプレート代わりにマステの芯を利用)、 天体観察記録用「科博フィールドノート」(すでに2冊目に突入している)に、 時刻を書き、太陽の欠け具合をスケッチ。 こんな風に… あと、気温湿度計も持って行って、これも一緒に記録してみることに。 (時刻・気温・湿度) 6:20 28度 44% 6:45 25度 52% 7:03 30度 32% 7:15 25度 36% 7:30 21度 56% 7:32 20度 60%(金環食開始の時刻) 7:40 20度 65% 7:50 21度 64% 8:01 23度 64% 8:10 21度 54% 8:20 23度 50% 8:30 27度 36% 8:55 31度 24% 気温湿度計は床より80センチほど高い、日なたの風通しの良いところに置いた。 天気がうす曇りで、太陽の光が多少強くなったり弱くなったりしたことと、 風の有無等ということもあるので、 金環日食と気温湿度の変化の関係ということをこれだけで言うことはできないと思うけれど、 金環食近くなるとはっきりと気温は下がり、湿度は上がる傾向はあるように見える。 デジカメで写真も撮ってみた。 それから、このようにフィールドノートの裏表紙に、 ピンホール投影用の穴を三つ開け(便利だし、良い記念になる^^)、 これを使って、壁に貼った白い紙の上に影を映してみた。そしてそれを撮影してみた。 うまく投影出来ていても、写真に撮るとどうもピンボケになりがちだったが、 比較的うまく撮れた写真を載せてみる… あと、こんなきれいな、幻想的な情景も… 人工的な建造物でも、光の差し込み具合によって、木漏れ日と同じ効果が起きたもののようである。 7:32、月がすっぽり太陽の中に入り、金環食に! 本当に、月が太陽の真ん中に入って、偏りのないきれいなまん丸のリングになった… うわ~!きれ~~~い!!感激!!! と思い、記録を取った直後から、嫌らしい薄雲! 金環の前をどんどん横切りだした! 雲のせいでリングがよく見えないじゃん! これじゃきれいなリング状の写真が撮れないじゃんっっ! (今にして思えば、それでも撮っとけばよかった…) ピンホールの影を映して見て、確かに金環の形になっていることを、目で見ることは出来た。 とても不思議で可愛らしくて、感激した。 ただ薄雲りのために影が薄く、その様子を写真に撮ることはできなかった…残念! でも、確かに見たという記録はフィールドノートにしっかりとってある。 写真がうまく撮れないこういうときには、紙の記録が頼りになる。 雲が行ってしまわないかな…と待っていたけれど、 雲が去りきらぬまま金環食は終わってしまった… 金環、何か一瞬だけクリアに見えて、後はちらちらと薄雲の向こうに見えたり隠れたり… 気を持たされて、じりじりしながらどきどき、これはこれで、印象的と言えるかな… そして再び部分食になり、だんだん「祭りの終わり」の雰囲気に… この後もうす曇り状態は続き、影が薄いため、ピンホールをくっきり投影することはできなかった。 もっぱら、日食観察専用プレートを使って見て、記録を取る。 そして8:55に観測を終了。 結構あっという間だったなあ…月が過ぎ去るのは早い… でも、昨日は曇りの予報だったにもかかわらず、無事に見ることができて良かった! 薄雲に邪魔されながらでも、見られないよりはずっとずっと良い! 天気よ、金環日食の間、何とか持ってくれてありがとう! そして素晴らしいショーを見せてくれたブラザーサン&シスタームーン 地球と宇宙からの素敵な贈り物、堪能しました!! ちなみに、次に日本で見られる金環or皆既日食は… 2030年6月1日・土曜日の夕方、北海道で金環日食。 都市名で言えば、帯広とかが金環日食中心線に近いみたいだ。 旭川、釧路、札幌、小樽なども金環帯に入っている。 それから、2035年9月2日・日曜日の朝9時前後から、 能登半島から北関東にかけて、皆既日食。 富山、長野、上越、水戸、宇都宮、前橋、銚子などで見ることができる模様。 もしその時まで元気で生き永らえることができたら、どちらも遠征するつもり。 今回場所の関係で見られなかった、木漏れ日にゆれる金環を見たい。 そしてもちろん皆既、コロナやダイヤモンド・リングも! (その前に、海外遠征したくなってきた…)
(日食記事の前に、途中だったこちらを進めておきます… 前回の記事の続きです…) b.感じ方・考え方と気候 第2部には、インカ帝国時代の「ミイラ」5体が展示されている。 正直、私にはちょっとショッキングである。 500年ほど前に、はるか地球の裏側で、確かに生きていた人達… 彼らが生前存在を知りもしなかった、日本という場所まで、時を超えてやってきて、 みんなに見られることになるなんて、彼らは思いもよらなかっただろうな… もし私が同じ立場だったら、ちょっと恥ずかしいかも… ここに展示されているのは、「チャチャポヤ」という土地から発見されたミイラで、 元々このチャチャポヤには、ミイラを作る習慣は無かったのだそうだ。 ミイラを作る習慣をこの土地に持ち込んだのが征服者のインカ。 インカの文化の、他文化への影響の例として、紹介されている。 それはさておき… 私は今まで、どうにも「ミイラを作る」という感覚が理解できなかった。 何でそのようなことをして、亡骸を保存しようとするのか分からない、と。 それが、少なくともインカでは、気候に関係しているらしいということが、 パネルで説明されていた。 標高が高くとても乾燥している地域では、亡骸は消滅することなく長く残る、そのことが影響している、と。 私などには、生きとし生けるものはいつしか「土に還る」という感覚が当然のようにあるけれど、 それは気候によっては、全然「当たり前」ではないんだ… 死生観というと、どうしても倫理とか宗教、哲学といった話になるような気がしてしまうけれど、 そこには実は環境とか気候といったことが大きく影響するのだという、 考えてみればそれこそ当たり前のようなことに、気づかされた。 c.そんなに単純じゃない 展覧会会場の出口で、中高年女性のグループの方が口々に、 「スペイン人は、悪い!許せない!」という感想を漏らしておられたのだけれど… …他文化の破壊、それを私たちがしたことがないとでもいうのかな…? それはさておき。 スペイン人は悪い…確かにそうなのだろうけれど… でも事情は、スペイン人=悪・破壊者、インカ人=善・被害者という、 そんなに単純なものでもなさそうなのだ… いくら上陸したスペイン人たちが野蛮人でも (スペイン人がみんなそうだったわけではない、インカに対してふるわれた暴虐に批判的だった人もいた)、 人数でははるかに劣る彼らが、初めての勝手の分からない土地・慣れない気候風土の中で、 そう簡単にインカ帝国を征服できるはずがない。 なぜやすやすと、それがなされたのか。 それには、かつてインカに征服・支配され、インカの圧政に苦しんでいた現地の他民族の中に、 インカへの不満がたまっていた、という事情がある。 このことは、今回の展覧会でも触れられている。 それで、これは以前別な機会に知ったのだけど、 スペイン人がやって来た時、そのかつてインカに征服された民族の人たちは、 インカの圧政から自分たちを解放してくれる救世主が来たと思って、 喜んでスペイン人に手を貸したのだという(のちに救世主でも何でもないことが分かるが…) さらにこの時代、インカ帝国の王家に内紛があったということもある。 これも、展覧会で説明されている。 それから。 スペイン人による征服の後も、インカの王は4代にわたって存続し、 しぶとくスペインへの抵抗を続ける。 その一方で、インカの貴族だった人々の中には、 スペインの支配と宗教を受け入れる人たちが出てくる。 そうしたインカ貴族はスペインから、スペイン人貴族と同等の様々な特権を受けることになる。 のちに、スペインの余りにえげつない搾取に苦しむインカの民衆は、 自分たちが中心になることを目指して、スペインに対して反乱をおこしたりもするのだが… 結局失敗に終わる… スペインから特権を受けているインカ貴族というのは、もしスペインが負けるようなことがあれば、 そして、スペイン人を排除した民衆中心の政治などが行われるようになれば、 自分たちの特権を失うことになる… だから、民衆と違って彼らは、反旗を翻してスペイン人を追い出そうだなんて、思いもよらない… (民衆が蜂起すれば、彼らはそれを「制圧する側」に回ることになるわけだ…) このようなわけだから、白人=支配者 vs インカ人=被害者 と、 すっぱりきれいに分けられるものでもなかったりする… なんかなあ…このあたりに、現代のラテンアメリカの困難ともつながる要因の一つがあるような気が… (もうちょっとだけ、続きます…)
金環日食見られたーーー!!!!!(というか今現在、まだ部分食が終わってないが) うす曇りで、雲に邪魔されながらだったけど、見えないよりはずっと良かった!!! 天気よ、ありがとう!!!!! 後ほど改めて、ちゃんとした記事をアップします…
「インカ展」の記事の途中だけど、またも割り込みで。 心の叫びを一言… あ・し・た・は・晴・れ・て !!!!!!!!!! …とはいえ、天気予報や現在の空の状況を鑑みて、曇りの場合のプランも考え中… 曇りでも出来ることはある。 それは、カメラの設定を全く同じ条件にして、辺りの風景を時間ごとに定点撮影すること。 こうすれば、肉眼では気づかない、雲の上で起こっている日食による、 曇り空の下の風景の明るさの変化が分かる…はず… この点は、カメラのことに詳しい主人に相談… もし晴れたら、必ず太陽観察専用の「日食メガネ」を正しい方法で使うとか、 直接太陽の光が目に入る恐れのない、間接的な観察方法を使うとか(地面の上に映った木漏れ日の形など。木漏れ日の光を直接目に入れてはいけません!)、 どうぞ以下のサイトの、特に安全に関する注意を熟読されて、 太陽の正しい観察方法を厳守して、 自らの責任で(お子さんに関しては保護者の細心の注意と責任で)、 決して目を痛める事故が起こることのないようにして観察してください! 国立天文台・金管日食特設サイト アストロアーツ・金環日食特設サイト
「インカ展」の記事の途中だけど、割り込みで。 昨夜すみだトリフォニーホールにて行われた、新日本フィル定期演奏会を聞きに行ってきた。 指揮はアルミンク様。ウィーン出身の、金髪・長身の美男子にして好青年。 アルミンク様を知るある方の証言によれば、人柄も「すごく良い奴」なのだそうだ。 それは、彼のたたずまいからも伺われる。 両手をそろえてひざの上に置き、長身を丸めて曲げるようにお辞儀をする動作が好ましい 主人たら、私と主人二人分の定期会員チケット(席は毎回同じ)を購入する際、 「気を利かせて」?! 「平土間の、アルミンク様の良く見える席を選んだよ!『アルミンクシート』だよ」 あ、ありがとう…ハハハ…^^; アルミンクシート… その昔、千葉ロッテのホーム・千葉マリンスタジアムに、「ボビーシート」なる席があったなあ… 野球を見る位置としては必ずしも好位置ではないかもしれないが、 ベンチにいるボビー・バレンタイン監督の挙動が良く見えるという席… 実際のところ、私は演奏会では、指揮者をそんなには見ないんだけど… というか、そんなに「見る」事を重視しない。目をつぶって聞くことも多い。 やっぱり、音楽を「聴きに」行ってる訳だから、聴くことに第一に集中したいもの… オーケストラの演奏会なら、席は個人的には、舞台横の2階席が好み。 (なぜか第一バイオリン側、舞台向かって左側が好き) 実はこれは、主人も同様なのだそう。 でも今回の演目には歌が入るので、「アルミンクシート」で正解 そして…今回の演奏会。とっても良かった! 1、ドボルザーク 交響詩「金の紡ぎ車」作品109 2、マーラー 「嘆きの歌」初稿版 どちらも、物語を語る曲と言う点が、共通している。 そして新日本フィルの演奏、一曲目の最初から冴え渡っていた! 明るく美しい弦の音色、管の名人芸と素晴らしいアンサンブル、 きめ細かく生き生きした表現、躍動するリズム。 物語は結構凄惨なのだが、曲は、色あざやかでロマンチック、 美しい風景が思い浮かぶ。 とても良い演奏だったので、聴いていて、 小さな子どもが物語を読んでもらって聞いているときのような、 胸がわくわく・どきどきするような気持ちだった。 堪能した^^ 一曲目は30分ほどで終わり、すぐ休憩。 次のマーラーの曲は70分ほどかかるから… 「嘆きの歌」も、物語は凄惨で悲しいものなのだが、 音楽は、瑞々しくロマンチックで、美しい。 そして様々な要素があって奥深く、広い。宇宙のよう。 面白くしかも効果的な趣向も凝らされて。 聴いていて、この世界にすっかり魅了されてしまった。 語りかけるように歌うソプラノ・アルト・テノール・バリトンの各ソリストたち。 そしてこの曲では合唱のレベルが高いことが重要だと思うけれど、 その点、今回の合唱は素晴らしかったと思う。 「骨の笛」の声の役を演じるボーイ&ガールソプラノ・アルトのみんなもとっても頑張って、 この世のものならぬ、透明で悲しい声を、美しい声で表現していた^^ オーケストラも熱演。 オーケストラ、独唱、合唱が、語り部たる指揮者の声となって、 ひとつの物語を、そこにある様々な物事、風景、感情を、語ってゆく。 なんと豊かな物語、音楽なのだろう… 長い曲であることを少しも感じなかった。 むしろ、あっという間に終わってしまった気さえする。 ああ、この曲をもっと聴いていたい…と、惜しむような気持ちで味わって聴いた。 演奏後の拍手も盛り上がり、演奏者の皆さんも笑顔で、とっても良い雰囲気で、 この空間にいられて、この演奏を共有できて、良かったなあ、と、心から思った。 この演奏は録音されていたようなので、いずれCDが発売されるのではないかと思うけれど、 この、「同じ時間・空間で、生の音をじかに聞き、演奏を共有すること」は、 やっぱり生の演奏を聴きに行かなければ、味わえない。 ある至福の時間・空間を、一時、たまたま集まった方々と、演奏者たちと共有すること。 それは決して再現し得ないことだ。 今夜ここに聞きにこられて幸せだったなあ、と、心から思えた演奏会だった。 ※念のための注:「アルミンクシート」とは、我が家独自の勝手な呼び方で、 そのような名称の席が売られていたわけではありません…^^; ちなみにアルミンクさんは、大変惜しいことではありますが、2012-2013シーズンを持って任期を終えられます。
国立科学博物館にて開催中の、「インカ展」に行ってきた。 少し前の土曜に、科博の常設展だけを見に行った時、 インカ展入り口の前には「○○分待ち」とかいう表示が出ていた。 それで、インカ展、土日は凄く混むのだろうなと思って、平日に都合を付けて出かけたのだった。 入場料は、大人1400円也。 でも私はリピーターズパスを持っているので、800円で入ることができた。 ありがたや、リピーターズパス… (600円引き…インカ展のチケットで常設展を見られるということと、常設展のチケットは600円ということから、 常設展の金額分引かれてるってことだな…) 9時半過ぎには着いて、見はじめの頃は「そんなに混んでないな」と思ったのだけれど、 10時過ぎたあたりから、どっと人が流れ込んできた。 それで、「平日なのにこの混雑!」という感じになった… これから見られる方で、なるべく混雑を避けたい方は、平日の開館時間前に行って並び、 開館と同時に入って見る方が、快適かもしれない。 展示は4つのパートに分かれている。 第1部 インカ・帝国の始まりとその本質 →インカ帝国とは、その中心クスコとは。インカの農業・建築・工芸・芸術・日常。 第2部 インカ・帝国の統治 →インカの行政・経済システム。インカの文化の他民族への波及。他民族から技術・文化を(無理やり?)取り入れるインカ。 第3部 滅びるインカ・よみがえるインカ →スペイン人による征服・その後インカはどうなった? 第4部 マチュピチュへの旅 →世界遺産マチュピチュ特集。その発見の経緯、その全容。 人が多いけれど、それでも何とかうまく良い場所を見つけながら、 他の方の邪魔にならないように気を付けつつマイペースを保って、音声ガイドも借りて、 ゆっくり、じっくり見てきた。 やっぱり本を読むのと違って、実物を見ながら勉強できるのが、博物館の良い所^^ カタログを読んでの「復習」がまだだけれど、 これから勉強しなければいけないことも色々あるけれど、 その前に、ここでは見て印象に残ったことそのままを、いくつかピックアップしてみる… a.キーワードは「手間暇」 b.感じ方・考え方と気候 c.そんなに単純じゃない a.キーワードは「手間暇」 ご存知のように、素晴らしい石造の建築物を築き上げたインカ人たちだけれど、 そのために使われた道具というのは、びっくりするほど単純。 正直言って、石器時代の道具とそんなに変わらないようなものもある。 そんな素朴な道具だけで、どうやってあのような石組みの建築物を作れたのか。 その答えはズバリ、「手間暇かける」。 一つ一つ、少しずつ少しずつ、石で石を削り磨いて、様子を見ながら組み合わせていくのだという。 ひえ~、一つの建物を建てるのに、どれだけ労力と時間がかかるんだ…?!! そのほか、畑を耕すための道具も、木製のシャベルというか、へらのようなもの。 これを片足でぐっと土に押しこんで、土を掘り返していく。 (これと同じものが、現在も使われているのだという。) あの複雑で素晴らしい、芸術的なインカの織物を織るのにも、 技術は高度で複雑だとしても、 道具そのものは、現在手芸屋さんで目にする趣味用の小型織り機ほども複雑ではない。 (このインカ時代と同じものが、やはり現在も現地で使われているのだそうだ) 通常、道具の改良・進歩というのは、 「より少ない労力と時間で、より多くの仕事をする」ことを目指して行われるものだと思う。 でもインカ人たちは、道具をそんなに進歩させなかった。 そのかわり、手間暇をじっくりかけた。 効率アップの必要というものを感じなかったのだろうか…。 手間暇をかけるのは構わない、最終的にすばらしいものができるのなら…ということなのかな。 そこが、「効率アップで出来るビジネスパーソンに!」とかいうキャッチフレーズをあちこちで見かける現代の私たちとは、 目指す価値の方向が全然違う所だなあ、と思った。 (続きます…)
少し前のことになってしまうが… 毎年、主人の希望に沿って私が選んで購入した、一月始まりの手帳を使っている主人。 新年度開始後しばらくして、手帳を替えたいと思うようになった。 今まで主人は、 ○ワイシャツ内ポケットに入れて持ち歩き、主要な予定のみ書き込んで確かめるための月間ブロック手帳 ○時間単位のより詳細な予定を書く、A5サイズぐらいの週間バーチカル手帳 この2冊を使っていた。 しかし、この4月から新しい職場に移り、ちょっと状況が変わったので、 手帳も替えた方が良いかな、と感じるようになった。 「あのさあ、せっかく買ってもらった手帳なんだけど、そういうわけで替えたいんだけど…」 「どういうのが良いの?」 「月間とバーティカルが両方一冊に入っていて、ポケットに入る大きさのが良いな。 あと、土日が小さいのじゃなくて、平日と同じ大きさじゃないと困るなあ」 「ああ、土日均等タイプ?」 「え?そういう専門用語があるんだ…知らなかった…」 専門用語…^^; それで、もはや「手帳シーズン」という季節感が薄くなっている文具店の手帳コーナーに一緒に行き (一年中何かしら手帳が売られている。手帳を替えたくなった時には便利ですなあ)、 以下のような条件で探すことにした。 1、月間ブロックと週間バーチカルが一冊に収まっていること。 2、ポケットサイズであること。 3、週間バーチカルは土日均等であること。 ふふ…はっきりしているなあ…その分、選択肢はそんなに多くなくなる… 特に2と3が効いている。これがなければ、選択肢はご存知のように、かなり豊富にあるのだが。 外見の好み等を問わず、ただ条件に合うのを探す段階で、すでに数点に絞られた。 その中で、手にとって中を見比べてみて、主人が気に入って選んだのが、 「高橋書店・ニューダイアリーアルファ12」。 こういう黒表紙のビジネス手帳を私が買うことはないので、 購入した主人の手帳を家でじっくり手にとって見せてもらったが… 高橋書店と言えば、ビジネス手帳の定番中の定番品を作っている会社だけど、 この手帳に関して言えば、意外に、「おじさんぽい」感じがそんなにないな、と思った。 黒表紙に銀文字で、右上の方に小さくちょこっと、「2012」等と入っている、 シンプルだけどちょっとおしゃれな要素もある表紙。 本文も、字の書体とか色遣いなどが現代的で、かつ「スタンダード感」もあって良い。 なんか感じが良いのだ。 色の選び方によっては「おじさんぽく」もなりかねない手帳の小口染めも、 黒表紙に合わせた黒が選ばれているので、シンプルでシャープな印象を損なわない。 それから、限られたポケットサイズのページの記入欄が、すっきりと広く見えるなあ、と思った。 それで、このサイズでも結構記入できそう、という印象を受ける。 (土日均等のバーチカルなのでなおさら、この印象は大切かも) 文字の配置とか罫線とかに、そのように見える工夫が凝らされているのかもしれない。 あと、手触りがふっくらと柔らかくて、なんか気持ちいい。 開いてみた時の感触もいい。 表紙の材質は、よくあるビニール素材なのだが。 製本が良いのだろう。 中の紙も書きやすそうな紙。 しおりひもが二本ついているから、月間と週間を併用するのに便利そう。 なるほど、シェアナンバーワンのメーカーというだけのことはあるなあ、と納得。 良い手帳だ^^ |一覧| |