ジグドボーン
ナイフのハンドル材にジグドボーンというものがあります。もともとはスタッグ(鹿の角)の代用品として作られたものですが、今ではリッパなハンドル材として成り立っています。最初は、スタッグに似せていたのでしょうが、量産品の悲しさ、結構な手抜きが多く出回りました。しかし、メーカーはそれを逆手に取り、ジグドボーン独自の風合いとして認知させたのです。それでも量産のものとカスタムメーカーが丁寧に製作したものでは雲泥の差があります。それは、なかなか僕らの手には入らないのが現状なのです。個人的には、削りは何とかなりそうだったのですが、染色がなかなかうまくいかなかったんですよ!で考えました、市販品を削りなおしたらどうかと・・・・それがこれなんですよ!!!!!まず、削ってみたのが大柄な模様。レッドジグドボーン(スタッグ模様)を彫りなおし、黒の染色をかけ、表面を磨いたものです。結果的には模様が大柄すぎて、折りたたみナイフには似合わない気がします。それからこれは細かい模様を製作!こちらは、刃渡り7cm以下のものにはいい感じで使えそうです。ただ、製作に時間がかかるのがけってんかなぁ~これはその中間、いろんなものに使えそうなサイズですね、上から、グリーングレーをかけたために独特の風合いが特徴です。これは、ブラウンジグドボーンを彫りなおしました。これも中間のサイズの模様ですが、サイズが小さいので、使えるものは限られそうですね。各模様は、もともと彫ってあるものに影響されます。もう少し研究の余地ありです。これは、実はジグドボーンではありません。ジグドウッドなんです・・・・・縞黒檀を試しに彫ってみました。・・・・・結構いけそう!オイルを塗って仕上げればモノになりそうな気がします。実は、倉本師匠から数本製作を頼まれました。もう少し研究して、納得いけば納品できそうです。もうちょっとです !