カテゴリ:アレルギー・アトピー
ここ数日カンジダ(カビ)に関連した日記を中心に書いてきました。
このカンジダ(カビ)は腸内環境のバランスを乱す原因と書きました。カンジダはバランスが保たれている時は、ビタミンB群などを供給してくれる常在菌ですが、このカンジダや病原性細菌(大腸菌など)が異常に増えると、腸の粘膜が壊されてしまうそうです。つまり、腸粘膜が壊されると、消化吸収ができなくなるだけではなく、穴が開いた状態になり、そこから消化が不充分なタンパクがすかすかと体内へ入ってしまうため、食物アレルギーの原因となります。 特に、最近は子どもでも甘いもの(果汁・果物・ジュース・お菓子など)、加工食品、体質に合わない食品(牛乳など)の取りすぎにより、腸内細菌のバランスが乱れていることが多いようです。 これは私たちの時代が、利便性を追求したり、早期から果汁や離乳の開始をすすめられてきたこと(最近はテレビなどのおかげで、ゆっくり目の6ヶ月以降が妥当という考え方も徐々に広まっていますが…)などなどが原因のようです。それが食物アレルギーが増えた原因の1つとも考えられています。 ところで、カンジダが大好きなものは、果物・砂糖・アルコールなど糖質系の嗜好品だそうです。また、麦や米などの糖質をエネルギー源として生きているそうです。だから、このカンジダが増えることで、腸管にダメージを与えられるだけでなく、カンジダに対するアレルギーも起こすそうで、前回までの日記で書いた同じ仲間の酵母やイーストにも症状を示し、パンを食べただけで発症するようになるそうです。 そして、カンジダを巡って、いろんなものが連鎖して、イーストコネクションという考え方があり、米アレルギー(糖質)があると、その症状を悪化させる原因の1つとも言われています。米アレルギーがある場合はもちろんですが、その予防においても、離乳期からきちんとしたカンジダ対策が必要だと思います。 <離乳期の予防法> ★果汁や果物は最低生後6ヶ月までは与えないこと ★麦や米アレルギーの症状や疑いがある場合、1歳をすぎるまでは果物・砂糖類の入ったものを与えないこと ★離乳は早期から開始をしないこと ★加工食品はなるべく使用しないこと ★抗生物質の服用は必要最低限にすること ★パン類(酵母やイースト使用)を早期から与えないこと ★体調が悪い時、キノコ類は避けること ★環境整備:カビ対策 <幼児期からの対策> 上記にくわえ、 ★甘いお菓子系やジュースを控えること ★和食中心 ★体をしっかりと動かすこと ★生活リズムを整えること ★ニンニクやお茶(緑茶・ウーロン茶・紅茶など)はカンジダ予防効果があるそうなので適度に取り入れること。しかし、ニンニクは食べ過ぎると、アレルギーの原因となります ★日本本来の乳酸菌発酵食品(漬物、納豆、たくあんなど)を食べること。納豆のとりすぎは大豆アレルギーの原因となります。大豆アレルギーの場合はやめましょう! ★ヨーグルトは体質にあわない場合があるので、無理をして与えないこと。取りすぎは、牛乳・乳製品アレルギーの原因となる場合があります。牛乳・乳製品を多く食べるようになったのは、最近です。もともと日本人にはそれらの分解する能力が低いため ★味噌・醤油・鰹節などはカビを利用してできていますが、日本本来のものなので、栄養面からも適度な摂取はOKです あとは 秋&カンジダ(カビ) カンジダ(カビ)No.2(対策) カンジダ(カビ)No.3(対策) あとは、上記の日記を参照にして下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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