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「JR西日本記者会見で暴言を吐く記者への抗議が殺到!」
先ほど見た、関西ローカルの情報番組「ムーヴ」(硬派な番組で、このごろ私のお気に入りなのだが)によれば、ここ一連のJR西日本記者会見を見た視聴者から、下記の様な抗議が、テレビ局にも、この番組にも殺到しているという。 会見でJR西日本幹部達を罵倒した記者達の態度についてである。 ~~~~ ■ 追求とつるし上げとは違うはず ■ 返って問題の中心がはずれてしまって追求がし難くなる ■ 話が聞けない ■ 遺族代表ではないだろう ■ 正義の味方と勘違い ■ まるでゴロツキの物言い ~~~~ 果ては、 ■「今回の、マスコミ自身の問題行動をまとめた特集を組んでみては?」 ・・・という、鋭くアイロニカルな投書もあるという。 ~~~~~~~~~ 先日の日記で私は「ドブに落ちた犬を叩く卑怯な日本人」という、過激で、あまのじゃくな意見を吐いた。 記者会見に限らず、マスコミの矛先が肝心な事故原因の究明よりも、JR西日本への「我こそ正義の味方」意識の、幼稚で感情的な、しかし容赦ないバッシングになっていることに不快感を感じたからだ。 この日記に対して、私のリンクの人々からは、同感してくださる意見が大多数だった。 もっとも、彼らも内心、私の意見に対して「ちょっと過激だな、バランスに欠けているな」と思われたかもしれない。 が、私は多少の偏向は承知の確信犯と断って書いたし、少なくとも基本姿勢として同感していただいた部分が多いようだ。 それに加えて、この大抗議現象である。 日本人のバランス感覚・良識も捨てたものではないと思う。 ~~~~~~~ 繰り返して書いておくけれど、もちろんJR西日本の責任が重大であって、その責任と事故の原因が徹底的に糾明されなければならないのはいうまでもない。 そのことに関して、反対な人間はおそらく一人もいないだろう。 これほどハッキリしていることはない。 だからこそ、記者会見を、記者の自己満足・私憤の場・人民裁判・つるし上げの場・集団リンチにしても得られるものは少ない。 むしろそればかりか、問題の焦点を、JR西日本の記者会見での「態度」とか、「社長がいない」とか、「顔を上げろ!」とか頭の下げ方(角度)とかの異次元のものに、自らすり返えてしまって、さらにJR西日本の幹部を過度に萎縮させてしまって、記者会見で意味のある技術報告や応答がすっかり出来なくなっているではないか? (もっとも、意味のある技術的な質問を用意していないバカ記者がいくらいてもダメだが。) つまり記者達は、貴重な記者会見という、国民全体に向けての情報発信の場を、横暴にも、自己満足の場にしてしまったのだ。 とにかく、日本のマスコミの「品位の程度」もわかった。 また、日本のマスコミの「感情だけが先立つばかりで」、「冷静な論理的な分析や問題追求をする能力」や「大局的に問題をとらえる能力」が欠如していることも、すっかり露呈してしまったではないか。 それこそ、あなた方が問題にしているJR西日本の体質と似通ったものなのではないか? ~~~~~~~ 記者会見の暴言の数々がビデオの再現で放送されたが ■ どの面下げて遺族に会いに行ったのか? ■ よく行けたものだ ■ 社長を出せ! ■ おたくらをつるし上げても、しょうがないんや ■ 社長を呼べ 本当は、もっともっと!迫力や下品さがあるのだが。 これでは、彼らが「目的の無いいじめであって、本当の反省・学習につながらない!}と非難する、JR西日本の「日勤教育」と、変わらないではないか? ~~~~~~~~~ 「不適切なイベント」という名称で呼ばれるJR西日本の社員の「ボーリング・宴会・ゴルフ」は、JR自身が自主的に発表していて、「イベント」の合計件数は15件で、延べ人数は189人だそうだ。 これはプライベートな状況に置けるものも含まれている。 これは、JR西日本自身の情報開示によるものだ。 「隠蔽体質」と言われながらもこれだけのものを自ら開示し出した、その姿勢はあるていど評価してやらなければいけないだろう。 それを、その開示された資料を使って罵倒してばかりでは、JR西日本側も元の隠蔽の方が良かったと思うのではないか? 例えば「不適切イベント」を毎回報道するNHKさん! NHKの不祥事が表沙汰になってから、NHKの職員は、「飲み・食い・ゴルフ・ボーリング」をしたことがないの? JR西日本とNHKを対照比較表にして、ニュース10で示してはどうか? もちろん、NHKの方は死者を出していない。 しかし、不祥事があれば、亀の子のように首をすくめていればよいとでもいうのか? 本当に求められていることはそんなことではない。 そんなことにばかり貴重な報道の焦点を当てて、「世間に代わってお仕置きをしている」つもりの公共放送なんて、もういらんわ! ~~~~~ 評論家の宮崎哲弥氏は、この番組で ■ JR西日本の体質という言葉が過度に肥大している ■ これは本来は、枝葉末節の問題であって ■ 本当は、台車・ブレーキ・整備・保線などの工学的分析調査が、今求められているはずだ ・・・と言っていたが、全く同感である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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