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うたたねの詩

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2020/07/26
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カテゴリ:BLACKLIGHT 再起
隙を突いた二人目が侵入してくるが、破裂音に動きが止まる。
無防備になったところをゴドックは見逃さず、確実にひとりを退ける。
「こいつ、銃持ってやがる!弾切れを狙っていくぞ」
狙い通りに弾を避けて、シュライが充填する隙を狙うもゴドックに阻まれる。
敵がシュライの銃弾を避けてくれているうちは、まだ戦える。
だが、時間が経つにつれ、多少の傷は構わず前に出て来ようとする。
(ここからが本番ですか。どこまで耐えられるか、ですね)
シュライは出し惜しみせず撃ち続ける。
ついに弾が当たると痛みはあるが、耐えられないほどではない。
「なんだよ、おもちゃか。ふざけた真似しやがって」
敵の士気が上がり、状況は不利になるが、二人はあきらめてはいない。
銃声が間隔を狭めて鳴り響き、そして訪れる静寂が、反撃の合図となる。
しかし、踏み出した一歩目で銃弾が飛んでくる。
「銃が一丁だと言った覚えはありませんよ?数当たれば我慢できないはず」
両手に銃を構えてシュライは奥の手を披露する。
(シュライが奥の手を出したか。最終局面だな)
ゴドックは守備に専念しているが、前に出る時を見定めている。
(シュライが弾切れする前に終わらせないと・・・)
焦って前に出る間合いを間違えれば、一瞬にして終わる。
だからといって、ヨーディたちが間に合うという確証はない。
ここで出なければ、二人で勝つ可能性はなくなるが・・・。
生まれた迷いから、守り続けていた身体が攻勢に転じる瞬間をとらえきれない。
さらには、剣をはじかれ押し込まれる。(マズい)
なだれ込もうとしたところをシュライが止める。
意を決してゴドックは攻勢に転じ、剣を振り払って押し返す。
そこから追撃するため、剣を突き出して仕留めに行く。
またすぐに剣を引き抜いて目の前の敵に備える。
ゴドックが作った時間でシュライはできる限り弾を充填する。
ひとりずつ倒していきたいが、二人も疲れが見えてくる。
「これ以上の時間はかけられない。全員で行くぞ」
こうなると今までのようにはいかず、シュライも剣を手にゴドックの隣に行く。
ゴドックは右側にいるシュライを気遣いながら戦う。
「悪い、もっと早く仕掛けておけば・・・」
「いまできることをやる。それだけです」





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Last updated  2020/07/26 12:00:11 AM
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