昨夜は、アカデミー賞の授賞式の再放送を見ていた。
日本の2作品の受賞、おめでとうございます。
「おくりびと」見てませんが、うれしいです。
「つみきのいえ」も見たいです。
「スラムドッグ$ミリオネア」が次々と受賞するたびに関係者の喜びの表情が写しだされた。
彼らの表情を見て、思い出したことがあった。
以前に手術を受けて、療養中は仕事についていなかった。
それでも、あんまりじっとしていると退屈するので、ボランティア活動で、「日本語があまり上達していない外国人と日本語でお話しする」というボランティアを引き受けた。
地域の小学校の教室で夜間に開かれていた。
外国人というのは、たいていは、就労目的で来日した中国人の青年だったけれど、日本人の男性と結婚した外国人の女性もいた。
中国人の青年は、ものすごいスピードで日本語を吸収していく。
漢字という手がかりがあるからだろうし、本職の他にマクドナルドでアルバイトしていたりと、少しでもお金を稼がなくてはという前のめりの気力が溢れていた。
バングラディシュ人のとんでもなく美しい女性がいて、旦那さんは、日本人で、緒方貞子氏の随行員を務めることがあると言っていた。
(つまり、超エリート)
彼女は柔らかい感じのレディーで、かなり大きくなるまで、ファミリーの所有する土地から出たことがなかったらしい。
(つまり、超お金持ち、大地主)
私の家族のことを訊くので、長男、次男のことを少し話した。
彼女は、知的障害のある次男のことを気の毒に思ってくれて、「ニホンハイイデスネ。ワタシノクニデハ、ソウイウコハ、ステラレマス」と言った。
彼女は、悪気があって言ったのではない。
”バングラディシュは最貧国のひとつで、社会保障制度もありません。日本は、豊かでいいですね。”
と言いたかったのだろうけれど、なにせ、日本語がまだ上達していないので、そんな言葉になってしまった。
さて、私はなんと答えたのだっけ。
あまり覚えていないけれど、“日本に生れてラッキーだと思う。”くらいに答えたと思う。
次男がバングラディシュに生れていたら、どうなっていただろうか。
5歳、6歳のころから労働しなければならない環境では、役に立たない子はどこかへ連れていって捨られるのだろう。
やがて、野犬の餌食になるのだろうか。
言葉を発しなくてもキビキビと動く人は、労働力として生き延びることができるだろうが、幼児期の次男は、そうではなかったので、望みはなかったと思う。
映画「スラムドッグ$ミリオネア」で、ボンベイのスラムの様子が写しだされるたびに、胸がギュギュと痛んだ。
日本人として、日本に生れた幸運を、余すことなく長男にも、次男にも享受させたい。
それには、本人にも頑張ってもらいましょ!
5:32
オヤツ:ハンバーガー2個。フライドポテト
インド、パキスタン、バングラディシュは、昔は、ムガール帝国として統一されていたそうです。
きっと、現地の言葉は無数にあって、人種も本当はいろいろなのだと思いますが、私は、お顔の感じでは、どこの国の人かわかりません。
「インド人か、バングラディシュ人か、パキスタン人か、どうやってわかるの?」と問うと、「何人ですか?」って訊くの。。。と言ってましたから、当人たちも訊かないとわからないらしい。。。(^◇^)ガハハ