お米洗いと感覚統合法
冷ご飯をレンジでチンして朝ごはんに出したら、次男は不満だったようだ。ササッとお米を洗って(近頃のお米は研ぐ必要がないし、研ぐと割れる)炊飯した。すいませんね、次男くん。お母さん、ちょっとプー初めに教え込んだ時は、次男の背後から、右手で次男の手をとって、左手で次男の胴をかかえて毎日させた。保育所に通っていたころだと思う。ザルにお米をいれてそれをボウルの中で洗う方法で教えた。お米洗いに挑戦させる前の時期は、小豆の中に手を突っ込んで遊ばせていた。次男には準備が必要だった。そういう子だった。トイレトレーニング、服の着脱、ハサミ、箸、何もかも長い期間の練習が必要だった。スンナリと身についたことは、ひとつもなかった。集中力がなかった。プレイルームでの遊び(訓練)を出来るだけ家でもさせてみた。プレイルーム、OT室での遊び(訓練)は、感覚統合訓練の解説書を読むとすべて納得できる理由があった。落ち着きがないのは、自分の体を動かしているという刺激を感じる能力が低いのだろうと思った。ソレならば、次男が充分な運動量を稼げるようにと、ジムボール(セラピーボール)室内用トランポリンを探して買った。二つは我が家の必須アイテムになった。今とちがって、二つとももっと価格が高かった。これは私のバイブルのひとつ 絵でわかる障害児を育てる感覚統合法 「感覚統合」という視点で困難な課題をクリアする! 坂本龍生 著 A5判244頁定価3,066円(本体2,920円+税) 内容紹介 障害児教育の分野で成果をあげている感覚統合法の現状と課題を展望しながら、豊富なイラストで指導の実際の視覚的な理解を図った。 著者紹介(第13刷時) 坂本 龍生(さかもと たつお)九州大学教育学部大学院博士課程修了。九州厚生年金病院臨床心理室長、高知大学助教授、大阪教育大学教授(この間、附属養護学校長を併任)、神戸大学教授を歴任。神戸大学名誉教授。 今朝の次男はザルは使わなかった。上手に手でお米が内釜から流れ出さないように防ぎながら水を捨てていた。平らな場所に内釜を置いて、適量の水を注ぎ込んでいた。ああ、そうか、もうザルを使わなくなっていたんだ。そうか。大きくなっていたんだね、次男君。