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2016.07.02
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カテゴリ:雑談

DSCF4358s.jpg

↑写真は2014年春に愛鷹山から撮影した富士山です。 

今年も富士山の夏山登山シーズンが始まりました。

初日の7月1日は、早速100人の登山者が登頂したようです。私は昨年念願かなって登って参りましたが、今年は行く機会がなさそうです。

他に予定もあるので仕方ないですが、ニュースを見ると羽がうずきます。

今回は、これから富士山に挑むであろう方々に、少しでも参考になればいいなと思うことを書いてみたいと思います。

・・・まぁ、登山慣れしている方にとっては、どうって事無い事書いているだけなんですけどね(汗)。

私は昨年7月、富士吉田口-吉田口山頂-御鉢周り-御殿場口山頂-御殿場口六合目-宝永山-富士宮口五合目という、山梨県から静岡県に抜ける縦断コースを歩きましたが、危険な場所はありませんでした。

富士山は普通に登山道を歩いている限り、他の山であるような、一方が崖で滑落すれば大けがとかそういう場所はないので、登山道だけを見れば、富士山は登山初心者でも登りやすい山だといえると思います。

では誰でも登れるかと言えば、答えは「NO」です。富士山は簡単に登れる山ではありません。3776メートルの高さは伊達じゃありません。

富士山の最大のネックはやはりその高さです。

例えば1千メートル高いところに登ると、酸素濃度(「酸素濃度」と慣習的に書いていますが、実は厳密に言えば、酸素濃度はエベレストの山頂でも変わりません。しかし高い山の上では気圧が下がり大気密度は低くなるため、一呼吸で体内に取り入れられる酸素量が小さくなるため、相対的に酸素濃度が下がっているように見える理屈です。本当は酸素濃度ではなく空気密度と書いた方が正確なのですが、それだと分かりづらいと思いますので、このブログでは「酸素濃度」という表現を使います)は9%弱、気温は6度ほど低くなります。

東京あたりと比較すると、富士山の山頂の酸素濃度は63%弱、気温は約20度低くなります。

この条件はかなり過酷です。普通に息をしていても、実は2/3位しか酸素を取り入れられていませんし、例えば東京の温度が35度の暑さであったとしても、富士山山頂は15度ぐらいの肌寒い気候なのです(昔父鳥が50年以上前の夏に富士山に登った際は、測候所でストーブを炊いていたのを覚えていると言っていました)

私もあちこちの山を登っていますが、富士山ほど高山病やその一歩手前の酸欠で倒れている登山者がごろごろしているのを見た事はありませんでした。

登山道が登りやすいと言うことは、体調の変化に気がつかないままさくさく上の方まで登っていて、気がついたときは動けなくなっていいる。ということになる事が多いのです。

そう考えると、登りやすい富士山の登山道は、慣れない登山者を苦しめるトラップになることが多いのです。

私も父鳥から口を酸っぱくして言われていることもあって、高山病対策は人一倍気を使いました。

高山病になり難くするコツとは(残念ながら発症しない方法はありません)、高所に体を十分慣らせてから登山をすること(私は吉田口五合目で1時間ほど時間をつぶして徘徊してました)、決して早く歩かずにゆっくり登ること(カタツムリと見間違えるほどの速度で歩きました。途中大勢の登山者に抜かれましたが、大部分の方々は途中でばててまして、私が後で抜き返しました)、こまめな休憩と深呼吸を意識してうことなどです。

そういった対策をまめに行っていたせいか、私は高山病にならず無事にすみました。

しかし上のような対策をしっかりしても、体調などによっては高山病を発症してしまう事は残念ながら起きます。

高山病が発生して場合は直ちに休憩をとり、深呼吸などをしながら回復をするか様子見をして(軽い高山病の場合は、休息と深呼吸で回復する場合もあります)、駄目なら下山(高山病は、低地に戻ればほぼ100%完治します。しかし適切な処置をとらなければ命に関わる場合もあります)する事が重要です。

山を見ながらリタイヤするのは本当に無念かと思いますが(私も偉そうに書いていますが、撤退の判断がちゃんと出来るか自信はありません・汗)、生きていればまた報復戦をおこなうことも出来ます。昨年火打山・妙高山で会ったおばさまの言葉ではありませんが、「山で撤退の判断は常に正しい」のです。その考えを常に肝に銘じておけないといけませんね(半分は自分に向かって言っている言葉です)


あと富士山で気をつける点は、雨具をすぐ出せるようにしておくことです。

「山の天気は変わりやすい」とよく言いますが、富士山はその点ずば抜けて当てはまります。

私も富士山登山中、雨に降られた話はブログに書きましたが、それ以外にも小さい雨や、日が差しているのに霧雨に見舞われたり、何度もしました。

雨に濡れれば体力を消耗し、高山病にもなりやすくなります。いざというときにあたふたしないよう、レインコートなどは素早く取り出せるようにしておいた方がいいですね。


最後に、私が富士山登山で(小)失敗した点をお話しいたします。

私が痛い目を見たのは紫外線対策を怠った点でした。高い山は高山病だけでなく、日焼けにも気をつけないといけないのですが、日焼け止めを持って行くのを忘れて、ものの見事に日焼けしました。

私の場合は腕や首元などの日焼けはたいしたことなく、2、3日ぐらい、シャワーがしみるぐらいですんだのですが(鼻がトナカイのように真っ赤になったのは個人的に恥ずかしかったです。帽子の端からはみ出ていたんですね・苦笑)、唇のところが火膨れと出血が数日後に起き、皮膚科に一度かかりました。薬を塗ったら数日で直りましたが、一時は口を開くたびに血がぽとぽとたれるために、飲食にも苦労しました(汗)。

まぁ、日焼け止めを持って行ったとしても、唇には塗れませんから、どちらにしてもなったかもしれませんが、山の紫外線の怖さをしみじみ感じました。


というわけで、富士山を登る際は、

・高山病にならないよう、体を十分に慣らし、無理な登り方はしない

・防寒対策に気をつける。山頂は初冬位という意識で考えること

・通り雨は当たり前。富士山は身を隠せる木々か無いので、雨具は必須

・紫外線対策は十分に。


ですかね。以上のことは、富士山以外の山でも参考になるかと思います。

では皆様、安全に気をつけて、楽しい富士山登山をお楽しみくださいませ。

それではまた。






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Last updated  2016.07.04 21:52:58
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