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2010年01月16日
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カテゴリ:日常

「失敗学のすすめ」の畑村洋太郎先生は「倍、半分は気にしなくて良いが、桁違いは見逃してはいけない」とおっしゃる。

アルコール分7%のビール。
倍になったとしても14%、日本酒やワインと同程度。
お酒として充分楽しめるだろうが、10倍になったらソレはもう酒じゃない。
消毒や燃料に使うしかないだろう。

「桁が違うと、そのものの意味が違ってくる」畑村先生の仰ることが、五臓六腑に染みわたる。

数字は説得力を持つから、様々な事柄の裏付けに使われる。
例えばこのブログについて、「日々1000のアクセスがある人気ブログ」って言い方と「izaのランクから外れるほどの人気ブログ」って言う言い方では、前者の方が説得力があるに違いない。

1000が500でも2000でも大した違いはないが、1万となると話が変わる。

1000なら知ってる人しか知らないレベルだけれど、一桁上がればizaユーザーなら誰でも知ってる状態になって、全体に及ぼす影響が変わってしまう

科学的なセンスを持つ者にとって、桁違いは大問題なのだ。
そうした寒天観点で「こんにゃくゼリーは餅の次」と言う記事を読むと、いかに悪意に溢れているかが判ろうと言うものだ。

食品安全委員会は、一億人が食べたとき、それぞれの食品の危険度を見積もっていて、喉に詰まらす可能性を数字にしている。

食品安全委員会のホームページより

こんにゃくゼリーは飴に次いで危険」と記事にしたのは一体誰なのか?
発表者なのか、記者が思いこみで書いたのか?報道は責任の所在を明らかにする必要がある。

毎年正月、餅で死ぬ人が多いが、未だに食べられている。
それは日本人が餅のリスクに対して認識し、かつ許容範囲だからに他ならない。
国民が納得している食品に比べ、明らかに低リスクの”こんにゃくゼリー”。

小数点以下のわずかの差ではなく、一桁異なる大きな差と言える。

本来なら安全宣言として、地方の優良企業に業務停止を命じた野田大臣は謝罪し、国の責任で損失補填すべき問題なのに、間違った判断を下した行政が責任逃れで、”飴に次いで危険”などと言い張っているようにしか思えない。

亡くなられた方は無念晴らそうと、化けて出るかも知れない。
もし仮に生きていたとしても、飴なら10倍、餅なら20倍以上窒息の危険があるのだから、そうした危険な食べ物を漫然と与え、注意義務を怠った保護者を恨んで、夜枕元に立って貰いたい。

ああ、そう言えば、歯の生えそろわぬ幼児に、ピーナッツは非常に危険だと言う。
食品安全委員会にも調査の限界があって、全ての食品について調査する訳にはいかないのは当然。

幾つかの食べ物を抜き出して、「何とかの次とか何とかより危険」と言われても鵜呑みにしたらいけません。
何事も、良く噛まない
とつっかえるのは、食品に限った話じゃないですね。

 

 

 

 

こんにゃくゼリー

をのどに詰まらせて死亡する事故が相次いだ問題で、食品安全委員会

のワーキンググループ(WG)は13日、こんにゃく入りゼリーを含むミニカップゼリーはモチに次ぐ2番目に窒息リスクが高い食品群であるとする推計結果を公表した。こんにゃく入りミニカップゼリーだけでみると、モチ、アメに次ぐ3番目にリスクが高いという。

 


国民生活センターは30日、こんにゃく入りゼリーを食べた兵庫県の1歳10カ月の男児が、ゼリーをのどに詰まらせて死亡したと発表した。こんにゃく入りゼリーによる窒息死事故は平成7年以降17件目で、子供の事故としては10件目。

同センターによると、男児が食べたのは、マンナンライフ(群馬県富岡市)が製造した「蒟蒻(こんにやく)畑 マンゴー味」。 同社のゼリーによる死亡事故は今回で3件目。男児は7月29日、祖父母の自宅で、祖母からおやつとして与えられた凍らせたゼリーを食べ、のどに詰まらせた。病院に搬送されたが、脳死状態となって今月20日に多臓器不全で亡くなったという。

こんにゃく入りゼリーをのどに詰まらせた兵庫県の男児が死亡した事故を受け、野田聖子消費者行政担当相は2日、男児が食べたゼリーを製造した業界最大手、マンナンライフ(群馬県富岡市)の鶴田征男会長ら幹部3人を内閣府に呼び、警告表示の見直しなど今後の対応について説明を受けた。子供や高齢者が食べないよう警告する表示が小さい現商品の自主回収について、同社側は「検討させてほしい」とした。
製造元にゼリーの自主回収促す=1歳児の窒息死事故受け-野田消費者相
鶴田征男会長らを内閣府に呼び「今回また犠牲者が出たことを厳しく受け止めている」と述べ、再発防止に一層取り組むよう求めた。その上で、同社が警告表示の内容を改めるまでの間「今通している商品は回収してはどうか」と、自主回収を促した。 <ヤフーより抜粋>

 
失敗学のすすめ






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最終更新日  2010年01月16日 07時13分24秒
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