|
|
|
|
| ホーム | 日記 | プロフィール | オークション | 掲示板 | ブックマーク | お買い物一覧 |
|
│<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く |
「迷子の警察音楽隊」というイスラエル映画をDVDで見ました。
既に今年初めごろから上映していたのですが、ミニシアター系列でしかやっておらず、見逃した映画ですが、DVDになっていました。 内容はシンプルです。 エジプトのアレキサンドリア警察音楽隊の8人がイスラエルのある町に演奏するためにやって来たのですが、空港から町へ行くのに間違って、よく似た名前の別の小さな町に着いてしまい、そこで出会った人々との一夜限りの交流を淡々と描いている作品です。 降りた町を間違ってしまった音楽隊のうち、隊長と一番若い者はレストランの女主人の家に、残りはたまたまそのレストランに居合わせた失業中の客の男の家に一晩泊まることになります。 レストランの女主人は隊長に何となく気があり、町に一つしかない酒場兼レストラン?(結構しょぼい)に気乗りしない隊長を引っ張りだしたり、酒を飲まそうとしたりするのですが、隊長は少し心は開きながらも、体面を保持し、はぐらかす。 一番若い隊員は、恐らくその町で唯一の若者の溜まり場であろう、ディスコとローラースケートを組み合わせたような変な施設に奥手そうな若者と一緒に繰り出し、その若者の恋の指南役を何となく買って出る。 隊員の一人のクラリネット奏者は失業中の客の男の家で、実は協奏曲を作っていると言いながら披露する。それをその家の家族がこうしたら良いのではないかとちょっとだけアドバイスする。 この8人の音楽隊とイスラエル人たちは何となく交流ができてなさそうで、できている。しかし、深く踏み込みそうだが、踏み込まない、あるいは踏み込めないような微妙な緊張感がずっと漂っています。 エジプトとイスラエルの関係がチラチラと見えて、面白い映画です。 国家としてのエジプトとイスラエルの関係も何となく、この音楽隊とイスラエル人たちに反映しているような感じがします。お互いに迷惑をかけたくないが、何かして上げたい、しかし余り深く踏み込まない。 お互いが、英語を使ってでしかコミュニケーションが取れないところにも、その歯がゆさが見えます。 結局、この音楽隊は翌朝のバスで正しい町に無事に行き、演奏を行うのですが、その会場が、そしてその演奏内容は.... 余りイスラム色とかユダヤ色とかいった宗教的な側面は出てこず、エジプトとイスラエルの微妙な現在の関係に焦点を絞った感じがする映画ですが、少し考えさせ、少し爽やかな映画です。87分と短いのも良いです。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |