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カーバ神殿は言わずと知れたマッカ(メッカ)にあるモスクであるマスジド・ハラームにある建造物で、イスラーム教における最高の聖地とみなされている聖殿です。
世界中のモスクには、このカアバ神殿の方向(キブラ)が記されたミフラーブと呼ばれる窪みが示されている場所があります。但し、唯一このミフラーブがないのが、このマスジド・ハラームです。カアバ神殿を取り囲んでいるためです。 さてこのカアバ神殿の中には何が入っているのでしょうか?という質問が某アラビア語の先生からありました。 確か預言者ムハンマドがこの中にあったクライシュ族が崇拝していたいろいろな偶像を、全て破壊して、どこかへ捨ててしまったはずなので、中は空洞のはずです。確かに、Wikipediaなどでも、中は空洞であると書いてあるのですが、実はあるものが置かれているというのです。 世界中のムスリムがこの神殿に向かってお祈りをしているその中心にあるものは何か非常に興味があります。まさか預言者ムハンマドの骨が埋めてあるはずもなく、映画インディージョーンズで出てきた”失われたアーク”的な何かおどろおどろしいものが安置されているのではと思ったりしました。 答えは、「箒(ほうき)とちりとり」だそうです。 実際にこの中に入ったことがある人から聞いたということで某氏が明かしてくれました。もちろん一般の人はこの神殿に入ることはできませんが、時々偉い人が入ることがあり、この中をいつも綺麗にしておくため、掃除道具の「箒とちりとり」が置いてあるとのことです。 掃除する人は何か特別な人かどうか分かりませんが、かなり名誉あることであるには違いありません。 私も神殿に入って確認した訳ではありませんので、(そもそも近づくこともできませんが)実際に入ったことがある方のご報告をお待ちします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.12.15 01:37:53
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