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16:30にロビーに一旦集合し、いよいよ今回のメインイベントである「カタールコーラン写本完成記念式典」に向かいます。
ロビーにはアラビア書道の大御所から若手まで20数名がお互いに旧交を深めあい、キスの嵐(もちろん男同士)です。本田先生もあちらこちらからお声がかかり、近況を報告しています。 エジプト、トルコ、スーダン、イラク、ボスニア、クウェート、サウジと各国から一流の書家が集まり、非常に壮観です。東アジアからは本田先生のみです。女性の書家や装飾家も別に固まっています。さすがに中東世界の人ばかりですので、女性に話しかけるのは遠慮気味でしたが、一番商売気のありそうなクウェートの書家たちは少し話しをていました。 ここでの会話はもちろんアラビア語ですが、フスハ(正則アラビア語)です。トルコ人書家、ボスニア人書家もフスハで流暢に会話しています。 しばらくすると会場への車が用意できたということで、バスでも来たのかなと思って玄関にでると、ずらっとジャガーが並んでいます。全てワクフ省のステッカーが貼ってあり、多分レンタカーでしょうが、ほとんど新車です。ジャガー10台に分乗して、昨日行った会場のカタール国立博物館に向かうのはかなり気分が良いです。但し、運転は多少荒めでしたが。 会場は物々しい警戒で来場者全員手荷物検査、X線チェックがあります。デジカメは特に念入りに調べられます。 すぐ式典は始まらず、王族の到着を待つ間、テラスのようなところで、更にご歓談タイムです。灼熱の国とは思えぬ、涼しい風が海から吹いてきており、飲み物や軽食をつまみながら、大撮影大会になりました。 結局式典は19時ごろ始まりました。 テレビや新聞などもたくさん来ています。 この式典には女性書家たちも、少し端っこの方ですが、固まって同席していました。少し不思議な感じです。 厳かにコーランの朗唱から始まり、今回のカタール写本コーランの作成に至った経緯や作成過程、それからもちろん国王の礼賛が数名のスピーチにより語られました。 今回のプロジェクトにはIRCICAがかなり深く関わっていたようで、会場には3年前にイスタンブールで本田先生の作品展の際に尽力して頂いたIRCICAの役員の顔が見えました。 最後に、このコーラン写本を2年半もかかって書いた、シリア人書家が表彰されて式典は40分ほどで終わりました。 この後はディナーですが、会場がここから離れたハイヤットホテルということで、またまた、ジャガーに分乗して40分ぐらいかかって向かいます。 ハイヤットホテルは低層の宮殿のようなホテルでした。 結婚式会場のように丸テーブルごとに名札がついており座席も決まっていました。 本田先生と私は、エジプト、トルコ、スーダンの書家たちと同じグループに入りました。 前菜は既に置かれていましたが、壇上に偉い人がなかなか揃わず、食事が始まりません。 そのうちしびれを切らして誰かが少し食べ始めました。そうするとあちらこちらで堰を切ったように周りを見渡しながらみんな食べ始めました。 30分ぐらいするとやっと壇上に全員が揃いました。 いよいよ何かスピーチでもするのかと思っていると、ただ黙って食べ始めてしまいました。 食事はどんどんやってきました。かなり高級で味は大変よかったのですが、いつスピーチが始まるのか、気にしながらも、どんどん食べて行きました。結局最後のデザートがでるまで何のスピーチも変化もありません。そして今度は三々五々みんな勝手に席を立ち始めました。気が付くと、壇上には誰もいません。 実質食事をしていたのは30分ぐらいでしたので、結構慌ただしい食事でした。 ただ食事をしてみんなとお話をしてそれでおしまいというのが、アラブ式のディナー招待のようですが、最後まで何か腑に落ちない感が残りました。 アラビア書道家の濃い面々 ![]() [旅]カテゴリの最新記事
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