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アラビア書道とその周辺

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2020.04.30
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カテゴリ:イスラム
​​2020年のラマダンは一週間前の4月23日(木)から始まりました。これから5月23日までは断食の月になります。

東京ジャーミイはいつもの通り、オープンしているようですが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で恒例の「イフタール (夕食会)ならびにタラウィーの礼拝は執り行いませんのでお知らせします」とHPにあります。

イフタールは断食が終わった後、一日の最初に食べる食事ですが、通常無料で礼拝に来た人々に振る舞わられることが多いです。東京ジャーミイでもたくさんの金属のお皿が用意されているのを見たことがあります。

タラウィーは「ラマダーン月の間には、毎日5回の義務のサラートのほかに、預言者(彼の上に祝福と平安あれ)の慣習であったタラウィーフと呼ばれるサラートがあります。このサラートは各自または集団で8ラカー(礼拝の単位)、10ラカー、または20ラカー行ないます。
実際にマスジド(礼拝堂)で行なう場合は、イシャー(夜)のサラートの後、スンナのサラートを終えてから集団で行ないます。2ラカーごとに終了し、4ラカーごとに少し休憩します。タラウィーフのサラートの後に続けて、普段は各個人で行なうウィトルのサラートも集団で行ないます。もしイマーム(サラートの先導者)がクルアーン暗記者であれば、毎晩クルアーンをこのサラート中に読み、ラマダーン月のタラウィーフで全クルアーンを読み切ります。」とIslamic Center Japanに詳しい説明があります。

つまり通常の夕刻のお祈りの後、更に礼拝の一連の動作を8~20回繰り返すことになりますのでかなり長い礼拝時間となります。
因みにアラビア語では تَرَاوِيحُ(タラーウィーフ)と綴り、語根は「風」や「魂」などという単語と同じ、روح です。形から見ると、رَوَّحَ (ラッワハ)派生動詞の第2形の動名詞(​​تَرْوِيحٌ )​​の複数形で「リラックスさせること」「休息を与えること」とかの意味があります。ここから「魂に休息を与えること」になるのではと思います(間違っていれば訂正して下さい(^^ゞ)

因みにアラビア書道(ナスヒー書体)で書いた、ラマダン期間中によく使われる文言「ラマダーン・カリーム」をご笑覧下さい。英文ではHappy Ramadanなどと訳されています。日本語では「ラマダンおめでとう」という感じでしょうか。






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最終更新日  2020.04.30 12:30:04
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