そんで、前に日記に書いたこともあるサカキバラさん一家との出会いがあるわけ。
その閉鎖的な地域共同体に、これまた異質な一家がやってきたのよ。
やすことここのおばさんとは変わり者同士仲良くて、
よく行き来してた。
わたしが小学校中~高学年くらいのとき。
おじさんは倶利伽羅モンモンしょった元チンピラヤクザで、
おばさんはデヴィ婦人を場末のスナックのママにしたような
迫力ある人。
わたしよりずっと年上のお兄ちゃんは色白なハンサムで、
その異父兄妹の妹ちゃんはわたしより3つか4つ年上。
お兄ちゃんとはほとんど顔を合わせた記憶もないけど、
この妹ちゃんとはずいぶん仲良くした。
ちなみに後日談として、このおじさんはのちに離婚だか失踪だかして、
数年前に浅草かどっかで痴呆かなんかでホームレス同然になっていた
ところを保護されたそうだ。
お兄ちゃんは勉強ができて世間ずれしてるために要領がよく、
上役の娘と結婚し税務署長かなんかになって出世しているそうだ。
当時わたしはやすこの気まぐれによて私立の中学校を
受験するために勉強したりしてて(身内でちょっと勉強のできる子は
国立とか私立に通ってたからわたしもまあそんなもんかな、と
思ってやる気になってた。地元の中学校のジャージ+ヘルメット+
自転車通学はかなり萎えるものがあったし)。
やすこは田舎暮らしの憂さ晴らしに店を始めたが、
まともに会社勤めもしたことがない世間知らずなうえに
経済観念とかまるでない。
失敗して借金を作り、親が肩代わりして、それでも
やりくりできないので準禁治産者みたいなことになった。
そんなこんなのゴタゴタが落ちついてきたころ、
父親は父親で長年浮気してたのが発覚。
やすこのトラブル時にはいまひとつ頼りにならなかった夫
だったんだよね。それはまあ、仕事がらみで親族との付き合いに
決定的な亀裂を入れられない立場を多少はわかってたから
目をつぶってたところにそれだから、やすこ的には
ムキー!って感じでしょ。