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カテゴリ:大学野球
その瞬間、
九州国際大・松山竜平(4年・鹿屋中央高)は 自分がかぶっていたヘルメットをわしづかみにして、 思い切り人工芝に叩きつけた。 ---------------------------------------------------- 全日本大学野球選手権2回戦、九州国際大-早稲田大。 0ー2、2点ビハインドで迎えた9回裏。 九州国際大、走者一・三塁で同点のチャンス。 左打席には、その4番・松山が立った。相手投手は救援で 登場したばかりの斎藤佑樹(1年・早稲田実)。 松山、カウント2-0と追い込まれた後の3球目、 柔らかいバットコントロールで、レフトフェンス直撃の 大飛球を放った。 三塁走者はもちろん、そして代走で出場していた舛巴義明 (ますとも よしあき、3年・日章学園高)も一塁から 一気に本塁を狙ったが、間一髪アウト。 そのシーンを二塁ベース付近で見ていた松山。 ヘルメットを投げ捨てる時の表情は、悔しさに満ちており、 地面に当たったヘルメットは、ボールのように大きく跳ねて いた。 ------------------------------------------------------ 松山竜平。 高校・大学時代を通じて、これまで全国大会への出場経験はない。 この大会が、自身初めての「全国大会」。 だから気合は十分、大会前から明確な目標もあった。 組み合わせでは、一回戦を勝利すれば二回戦は早稲田大と当たる ことは分かっていた。だから、 「大学野球と言えば東京六大学。一番注目されるチームを たたいて全国を制したい」(読売新聞) ましてや相手投手は斎藤佑樹、燃えないはずがない。 だが快打を放ったものの、同点のホーム直前で走者が憤死し、 試合は終わった・・・。 松山、試合終了の挨拶後に号泣していた。 いつもご協力をありがとうございます。 人気ブログランキングに参加中です。 クリックをお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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