今日の東京六大学リーグ。
慶應義塾大vs明治大(3回戦)が行われた。
慶大 000 000 001 =1
明大 002 000 000 =2
慶應大の先発は、今やエースの風格漂う中林伸陽(3年、慶應高)。
明治大は、リーグ戦初勝利を目指す江柄子裕樹(4年、つくば秀英高)。
≪試合経過≫
3回表、明治大の攻撃。
安打と四球の走者を置き、4番・小道順平
(3年、二松学舎大付高)がフェンスを直撃する
センターオーバーの三塁打を放ち、2点を先制する。
以降、両チームともにチャンスをつかむものの、
あと1本が出ない膠着した状態が続く。
7回表、慶應義塾大の攻撃も、あと1本の安打が出なかった。
二死ながら満塁のチャンスを迎えた慶應、
2年生ながら3番を打つ青山寛史(2年、関西学院高)が
打席に立つ。
1球目 フォーク (空振り) ストライク
2球目 直球 (見逃し) ストライク
3球目 直球 (見逃し) 外角に外れてボール
4球目 直球 (ファール)
そして5球目、江柄子が投げ込んだ144kmの直球は
ほぼど真ん中だったにも拘らず、青山のバットはピクリとも
動かず見逃しの三振に。
思わず天を仰ぐしぐさの青山、
あ~ぁ・・・
青山は変化球を待っていたのかもしれないが、
「ありゃ、バットを振らなきゃいかんよ!」と、
ネット裏に陣取る中高年ファンたちの「解説(?)」が聞こえてきそうだ。
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7回のチャンスをつぶし、慶應の勝利が完全に遠のいたかに
見えた。でも9回表、代打攻勢で再び慶應に絶好のチャンスが
訪れる。
8回から救援で登板した明治大・岩田慎司(4年、東邦高)
の変化球を叩いた慶應の代打・湯本達司(2年、野沢北高)
の打球は、センターオーバーの二塁打となって出塁。
この直後、どうしたことか、岩田投手の「独り相撲」が始まる。
(その1)
続く代打・竹内一真(2年、慶應高)は投ゴロ。
捕球した岩田、間に合わないのに三塁に送球しオールセーフ
(記録は野選)。
(その2)
そして9番・中林が打席に入ってすぐのこと。
岩田は一塁に牽制球を投げるが、これが暴投となり
三塁走者が難なく生還し、慶應、あっさりと1点を返す。
中林は凡退したものの、得点は1-2。
慶應、あと1点差に迫り、なおも一死三塁で同点のチャンス。
その好機に左打席に立ったのは、1番・湯浅亮一(3年、慶應高)。
フルスイングした打球は、一塁への強烈なライナー性の当たり。
だが、これを明治の一塁手・千田隆之(3年、日大三高)が好捕。
ミットでベースにタッチし、そのまま間髪を入れずにバックホーム。
勢いよく本塁に突っ込んだ三塁走者を刺すダブルプレーが完成し、
ゲームセット
明治大はこの試合の勝利と、対慶應戦の勝ち点ゲット、
同時に江柄子のリーグ戦初勝利が決まった瞬間だった。
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