「ウォ~ッ」
8回表、ネット裏に陣取る多くのファンたちから大きな歓声があがった。
春季埼玉県大会・準々決勝、聖望学園高vs春日部共栄高戦。
それまで一塁を守っていた聖望学園高のエース・
大塚椋司が、いよいよマウンドに上がった時だ。
「ゲームの流れ」はあっちに行ったり、こっちに行ったり。
どうにも結末が想像つかない試合になっていて、
7回を終わった時点ではスコア5-3で聖望学園がリード。
ただ、聖望がリードしているものの、
まだまだどちらが勝つのか、まるで先の見えない、
そんな状況での大塚の登板だった。
春日共 000 110 100 =3
聖望学 001 004 000 =5
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大塚、7球の投球練習を開始する。
すると、また小さな歓声がネット裏で起きる。
「ウォ~!」
速い、とにかく球が速いのだ。
先日の2回戦で見た大塚より格段に速く見えて、
「オレはセンバツの準優勝投手だぁ~」
と言わんばかりの迫力をもって、
気合い十分に投げ込む直球が、捕手のミットを叩く、叩く。
「ビシッ」「ビシッ」・・・
甲子園オーラというか、他の投手たちとの
「器(モノ)」の違いを見せつけられているようだった。
さて、試合での大塚の投球内容。
「出会い頭」風の安打を含め出塁を許したが、
要所を締めて聖望学園高の勝利を好アシストした。
次は明後日(4日)の準決勝。
初戦で埼玉栄高を破った武蔵越生高が聖望に挑戦する。
同じ西部地区どうしの戦いだ。
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