この3月早稲田大を卒業したばかりの須田幸太が、早稲田大打線を
相手に好投。後輩たちに恩返しを果たした。
早稲田大 020 000 000 =2
JFE東日本 012 200 000 =5
(勝)須田幸太、(敗)斎藤佑樹
「東京六大学-社会人対抗戦2009」と銘打った、いわゆるオープン戦が今日から
3日間、神宮球場で行われる。だれが組み合わせを考えたかは分からない。
だけど、早稲田大を卒業したばかりの須田のいるJFE東日本(以下、JFE)
が早大と対戦する組み合わせは、観る側にも須田にとっても「粋な計らい」だった。
5回から3番手で登板した須田幸太(土浦湖北高)。身につけたJFEの紺色の
ユニフォームがまだ初々しかったが、ひとたびマウンドに上がると、須田は自信に
溢れたピッチングを見せた。「楽天の岩隈」ばりのゆったりとしたフォームから
140km台前半の直球に変化球を織り交ぜ、2イニングを完璧に抑えてみせた。
(須田幸太の成績)
2回、被安打1、奪三振2、与四死球0、自責点0。
きっと先日行われたスポニチ大会で新人賞を獲ったことも自信になっているのか
もしれない。早大時代、斎藤佑樹の入部により、最もワリを喰ったのが須田だった。
でも、今日の勝利で学生時代の苦い経験を忘れることができたかもしれない。
笑顔でマウンドを降りる須田の表情を見て、隣りのおっさんは呟いた。
「須田はやっと呪縛から解かれたようだ・・・」
■関連記事「須田幸太、最後の先発で涙の降板」 → こちらへ。
■関連記事「スポニチ大会、須田幸太が新人賞に!」 → こちらへ。
----------------------------------------------------------
一方、早稲田大のエース・斎藤佑樹。
初回こそ三者凡退で抑えたものの、2回にJFE5番の大澤裕介(法政大)から
レフトスタンドへの本塁打を浴びてリズムを乱し、3点を奪われ敗戦投手になった。
斎藤と大澤、この2人の対決は2年前の「因縁の対決」でもある。それは大澤が
法政時代、斎藤のクセを見抜いて、みごと攻略に成功したことがあったから。
ま、今日は敗戦投手になったものの、斎藤のことだから来週の開幕戦には、
きっちり合せてくるのだろうけど。
(斎藤佑樹の成績)
3回、被安打3、奪三振3、与四死球1、自責点1。
■関連記事「斎藤佑樹、不敗神話崩れる」 → こちらへ。
■関連記事「大澤裕介、次に期待!」 → こちらへ。
■関連記事「08年の斎藤佑樹を勝手に振り返る」 → こちらへ。
----------------------------------------------------------
最後に、終盤に登板した大石達也の成績を。
2回、被安打0、奪三振4、与四死球1、自責点0。
今日の大石は変化球主体のピッチングに見えたけど、奪三振数は相変わらず
すごい!
■関連記事「大石達也、益々の飛躍を!」 → こちらへ。
今日も1クリックお願いします