いま何かとマスコミの餌食になっている元・西武監督、東尾修氏。愛娘の理子さんが
タレントの石田某と婚約したとか(しないとか)、テレビのワイドショーに話題を提供
しているようだ。
■頻繁にテレビに映る東尾さんの顔を見るたび、ボクは元・近鉄バファローズの選手
だったリチャード・デービスと、1986(昭和61年)年6月13日に起きた
「東尾殴打事件」を思い出す。
当時、近鉄の中軸打者だったデービス。だがこの日の6回表、東尾がカウント2-1
から投げたブラッシュボールが右肘をかすったことで激昂。マウンドの東尾めがけて
突進し、数発のパンチを浴びせた事件がそれ。
内角をえぐるシュートで打者をのけぞらせ、次の外角へのスライダーで打ち取るのが
東尾の投球術。だから通算の与死球数は極めて多く165(これは歴代ワースト1位)。
そもそもデービスに限らず、東尾に不満をもつ打者が多かったものだから、投手を
殴ったデービスへの批判はさほど多くはなかったことが、とても面白い出来事だった。
■そしてこの後、2人はもっと大きな事件に巻き込まれる。
まずデービス。事件から2年後の88年(昭和63年)6月、大麻不法所持により現行
犯逮捕。本人は否認し起訴猶予処分になったものの、近鉄球団は契約解除を決定し
デービスは米国への帰国を余儀なくされた。
そして東尾。デービスの逮捕より半年間ほど前の87年(昭和62年)オフ、
「麻雀賭博事件」を起こして謹慎処分を食らうハメになった。
■「東尾殴打事件」は、その後2人をもっと深刻な事件に導く「序章」となる事件だった・・・。
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