テーマ:フィギュアスケート(3605)
カテゴリ:スポーツ
井上怜奈さんのことを知ったのは、去年の暮れ、体調 を崩して駆け込んだ整体クリニックだった。 フィギュアスケートの写真。サインつきだ。 「そうなの、井上怜奈さんって、今、オリンピック目 指して頑張ってるのよー」 ふーん。。スケートのことはよく知らないけど、日本人 のペアでこっちでやってる人もいるんだー。 ミッシェル・クワンはうちの近くのうどん屋で目撃したこ とあるけど。(関係ないって?) その彼女の姿をトリノオリンピックで確認する。 「あ、Y先生のとこの写真の人だ。」 ペアの部門で7位入賞という成績で、アメリカのメディ アでも取り上げられていたが、日本のフィギュアスケー トの報道の加熱ぶり、あの妙なテンションを見た後では、 アメリカのメディアは大人に見える 英語でインタビューに答える彼女の印象は、派手さも気負 いもなく、野に咲く花のように可憐で、パートナーの腕の 中で微笑んでいる様子は少女のようだった。 その彼女の講演会のお知らせを、マックユーザーの会の 知人から受け取ったのが3日前。 講演は、その彼による井上さんの紹介で始まる。 Mさん、あなたの井上さんへの思いが伝わってくるような 紹介でしたよー! スピーチの出来を褒めると、横で奥さんが「練習したのよ!」 って。(笑) そして、あの野の花のような少女が目の前に現れた。 「運動神経ゼロ、才能ゼロ、あるとすれば努力する才能」 そうコーチから言われ続けていた彼女。 「フツウは、みんなオリンピックを観て、スケートを始める らしいんですが、私は喘息があって体が弱かったので、そ れでお医者さんに水泳かスケートをすることを勧められた んですね」 そう言う彼女が、10歳で初めてペアを組み、全日本ジュニ アで87年に優勝、15歳でオリンピックに出場することに なるが、その1年前まで彼女はオリンピックが冬にあること を知らなかった・・・ 「ウソでしょー?」 と私は聞きながら心の中で叫んでいたが、 「この人ならありえるかもしれない」 と途中から思いなおした。 はっきり言って・・・ かなりの天然キャラである。 そんな天然キャラなのに、今、昨日の話を聞きながら取った メモを読み返していると、私の心は、冬の原野のように、 シーーーーンと静まる。 可愛い天然キャラなのに、その笑みを絶やさない口から出て くる言葉がすさましい。 内容はすごいのに、選ばれる言葉はその見かけ同様、少女の 独り言のようで、ともすると、そこで語られていることが、 全く平凡な日常のように勘違いしてしまう。 「想像を絶する」という言葉があるけれど、想像力を駆使し なければ、彼女の立つ視点には立てない。 そんなことを思いながら、メモを取る。 Rena & John's website つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 7, 2012 08:31:48 PM
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