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いわき湯本のレトロ沖縄食堂へようこそ!『A家食堂』

★私の前世★

沖縄在住中のこと
現地では有名な『ユタ』という
占い師のおばさんに出会いました。
自分を悲観的に思う時って
必ず、そういうものに縋りたくなるのは
私だけでしょうか・・・。
私は、強い女と思われがちですが
実際は、かなり小心者で
弱い人間だと思っています。
そのおばさんに会ったのも
かなり、へこんでいた時でした。
生きていることすら嫌で
思い切って沖縄に移り住んだものの
思い通りにならない生活や
変わりたくても変われない自分に
嫌気がさしていました。
私ってなんで生きているんだろう。。。
何の為に生きているんだろう。。。
今思うと、そうやって自分探しをしていた
足掻いていたあの頃が
逆によかったな~と思います。。

そこでおばさんに告げられた
私の前世・・・。

時代は琉球王朝。
首里城内で宮廷料理を作る料理人の妻だったそうです。
その料理人の夫は
首里城内の乱闘で
誰かの罪を被せられ
浜辺で殺されてしまったそうです。
その人との間に
1人の娘をもうけた私は
その子を連れて
亡くなった夫の供養をしに
頭のばーき(かご)に果物と花などをのせて
浜辺に立っている様子が
見えたそうです。
私が沖縄を人一倍愛し移り住んだ理由も
その人への愛情が忘れられずにいるとの事。

私の事情を何も知らない『ユタ』のおばさん。
その時、宮廷料理の店で働いていた私にとって
前世と今の因果関係を信じてしまった事は
言うまでもありません。

沖縄に移り住むほとんどの人は
前世が沖縄だったと言っていました。

それにしても、とっても悲しい話です。
本当にそうならば
私は今
悔いの残らない一生を過ごしたい。。
悲しい思いを後世に引きずらない為にも。。







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