「あの人は走るのがスゴイ速い」
「ナニゲにそうした」
「歯を磨くジャナイデスカ」
「ゼンゼンあかるい」
「あの人ミタクなりたい」
先日、文化庁が発表した国語世論調査によると、コンナ言葉を使う人が
幅広い世代で増えているという。
ナニゲに使ってるジャナイデスカ?
っていうか、ゼンゼン使ってる!チョー使ってる!
そして、今日の夕刊に面白い記事があった。
ネーミング分析本が売れているらしい。
「言葉の音には、意識と響きあう力がある。・・女性が好むブランドには
『サンリオ』『資生堂』『シャネル』などサ行が多い。
幼児風でかわいらしいバ行やパ行、それに語感がキレイなラ行も女ごころをくすぐる。
『ブルガリ』『プラダ』『バーバリー』など。
そして、ゴジラ、ガメラ、ガンダムなど男の子が大好きな名前は、濁音が多い」
ん~、なるほどー、わかる気がする。
先週終了した高校での講座で、生徒に言われた。
「先生の真似をします」。
どうも、私の話し方はクセがあるらしい・・(というか、あります、はい)。
そして、「サ行」にもクセがあるらしい。(コレは意識してなかった・・)。
それから、話しているときに必ず手が動く。(コレは学生時代からいわれていた)。
何だかすっかり弄られキャラになってしまった・・。
でも、そのクセが、話し方のリズムやテンポを刻んでたりもするんですよね~。
閑話休題。
最近、気になっている日本語があります。
それは「こんにちは」なのか「こんにちわ」なのか。
私は長いこと「こんにちは」だと思っていて、それも「絶対そうだ」と思っていて、
確か小学校のときにも「こんにちは」と習った気がするのだけれど、
何だかこのところ「こんにちわ」と書く人があまりに多くて
少し自信がなくなってきた・・。
だから、「こんにちは」と書きたいところを「おはようございます」なんて書いてみたり。
で、どうなのよ??
気になっていろいろ見ていたら、こんなのを発見。
私がいいたいのは
コレです。
かくいう私も、結構間違った日本語や乱れた日本語を使っているのですが・・。
時代とともに変わる日本語。
時代が変われど変わらない日本語。
変わっていくもの、変わらないもの・・。
「法務省は1896年の制定以来、カタカナ交じりの文語体が残る民法を
全文、ひらがな・口語化する方針を決めた」というニュースを最近見ました。
「旅客、其従者及ヒ牛馬ノ宿泊料」という表現や、
「僕婢」だの「囲繞地」だの、って言われたって、
なんのこっちゃ??って感じになりますものね。
大学のときは、いっつも六法広げながら、「古文」なんだか「民法」なんだか、
この授業は?って感じでした。
でも、そんななか、結構、「大学の掲示板」と「挨拶」は好きだったんですよ。
「法学部 政治学科 3年 〇〇◇◇君 学部事務室まで連絡されたい」
いいね、この「〇〇君」という呼びかけに「われ、参り候ふべし」ってな気分です。
そして、朝でも昼でも帰りでも「ごきげんよう」という挨拶も、またいとをかし。
美しい日本語、これからも受け継いでいきたいですね。
「こんにちは」か「こんにちわ」で迷ったら「ごきげんよう」って書こうかな(笑)。