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カテゴリ:True Happiness
タイトルを店の名前にするとあまりにもインパクトがないので、上記のようにしてみた。
別に九州中のラーメン屋を食べ歩いたわけでも、無類のラーメン好きでもないのだが、学生の時の遠征で沖縄以外九州各県は回っており、そこそこ有名なラーメン屋は一応押さえているので、その上での判断です。 店の名前は ジャンボ焼き鳥居酒屋「池ちゃん」 場所や写真は適当にググってください。 ジャンボ焼き鳥がいかにジャンボかはここの写真なんかで分かると思います。 これだけ大きいとガスだと生焼けしてしまいますが、炭火なのでちゃんと火が通るのでしょう。 チョウさんが福岡で夜を過ごすことはないのかもしれませんが、「稚加榮」よりは面白いと思います。正直、稚加榮は美味しいというより団体の時に便利、値段の割には量が多いといったところが売りだと思います。 この店、材料が自家製だとか、オーガニックだとか、高級な肉や油を使っているだとかが売りではありません。普通の居酒屋のメニューを深夜に食べて美味しくなるように過不足無くかつ大胆に調理した料理を出すのが売りといえるでしょう。店の主人もおばさんも少し押しが強く、その分、客に媚びずに値段も高めになるけれど、ちゃんとしたものを出すという意志を貫いており、結果的にクオリティーが高いこともあって凄く変なところにあるにもかかわらず20年以上続いています。(中の上くらいの住宅街の中にあって、周りにはあまり店がない。) で、焼き鳥もでかい分食べ応えがあるのですが、なんといってもラーメンです。いくつかラインナップがありますが、必ず「からし高菜ラーメン」を頼みましょう。からし高菜を個別にお願いしないといけない時期もあったので、メニューに無ければ、からし高菜ありますか?と聞けばよいです。 今回の帰国時、どうしても行きたくなって最終日前日に行きましたが、650円でからし高菜ラーメンがありました。東京のヒトは普通に感じるかもしれませんが、福岡でラーメンが650円というのはかなーり高いです。 しかし、食べてみれば分かります。麺は細麺で、細麺で有名な「No.1」と同じくらいかもっと細いです。(No.1は屋台なので、味が大味でばらつきが結構あります。)しかし、こしがしっかりしているので噛みごたえは十分あります。昔はつゆの半分くらいまで油が占めていましたが、徐々に減ってきて、先日は1/4くらいになっていました。油が多いと言っても全然油っぽくないのです。臭みもなく、むしろ、さらさらしています。 昔は450円くらいのラーメンにからし高菜取り放題でその時が油1/2くらい。その後、ラーメンのリファレンスになったわけですが、いつまで経ってもその時のラーメンを越えるものには出会えませんでした。 その後、やや値上げして、からし高菜も直接言わないと貰えない時期があり、値段も30円くらい追加でしたでしょうか、油の量も減り、味的にはその時が一番良くなかったです。 で、今回。550円のラーメンもあるわけですから、からし高菜+アルファに100円の差額があるわけです。油は更に減りましたが、味的には18年前を越えています。このクオリティーなら650円も惜しくないでしょう。本当は体に悪いのでラーメンのつゆは飲まないようにしているのですが、この時はさすがに飲まずにはいられませんでした。もちろん、替え玉も頼みました。 あと最近の売りとして生レバーがあるようです。臭みもなく、非常に美味しかったです。数に限りがあるようで、ものは試しに聞いてみてはいかがでしょうか。寄生虫などの問題もありますから良く噛んで食べるようにしてください。 一蘭や一風堂のようにグルタミン酸臭は全くしませんし、久留米ラーメンのような豚骨臭さもほとんどありません。ここしか落としどころがなかっただろうと思わせるくらい狙いを絞りきった完璧なラーメンです。 でも、全然有名じゃないんですよね。ひとつは場所が悪いことと、客に媚びた経営をしていないこと、値段が高めなこと、その割にインテリアに凝っているわけでもないことがその理由なんでしょう。 在福のヒトにもお勧めしておきます。ウィークディに休みがありますから事前に確認してから行ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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