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カテゴリ:Life in New York
アメリカの30歳以下では資本主義が37%に対して33%が社会主義の方が良いと考えているそうです。
これは社会的に希望が持てないこととも関係します。


日本は大検に合格しさえすれば、高校に行かなくても理IIIや文Iに行けることができて、バイタリティーがあれば一流企業に入ることも出来るし、キャリアになることもできる。でも、アメリカでは金がないと絶対IBリーグにはいけない。もちろん、才能があれば奨学金も得られますが、理IIIや文Iに入るのに必要な学力とは桁違いの能力が要求されます。

アメリカでは収入と住む場所が連動しますから、高収入のヒトが住んでいる地区を通れば、びっくりするくらい豪華そうに見える家が並ぶわけです。しかし、そういう層に入り込むには上に行くほどお金が必要な制度になっていて日本なんか比べものにならないくらい格差が硬直している社会となっています。

そんな社会で這い上がるには、薬の売人になるか、ロックスターにでもならない限り無理なわけです。アメリカでやたらとドラッグが蔓延しているのはそういう理由もあるでしょう。また、アメリカンアイドルというオーディション番組が視聴率トップ2を毎週独占していることがそれを裏付けています。日本では一時期朝ヤンが流行ってそこからモーニング娘。やケミストリーやEXILEが出てきましたが、あれは松田聖子世代のアイドルに対する幻想がスキャンダルで消し飛んでしまったために舞台裏まで見えるアイドルが求められていたから売れただけで決して社会的に這い上がる希望の一つとして見ていたわけではないでしょう。また、現在アメリカンアイドルのようなオーディション番組を日本でやっても視聴率は取れないと思います。まだ、そこまで切羽詰まっていないからです。

他にも格差社会の壁を感じる部分があります。食事です。

アメリカで生活していて、例えばWal-Martなんかに行くと一応食べ物とカテゴライズされるものは売っているのですが、私たちの目から見るとそれは食べ物に見えないわけです。
ポスドクなんてアメリカでは下から2番目くらいの収入レベルなのですが、それでもWal-Martで食べ物を買っている人はいなくて、中の中以上のスーパーで買っている人がほとんどでした。そんなWal-Martですら、実は中の下程度でもっと下のスーパーが貧民地区にはあったりするわけです。

しかし、収入的にそういう化学工場でできたような食料しか食べられないヒトは沢山いるわけ。

これが日本だと、例えばSatyなんかはWal-Martより上だけど、中の中のアンダーソンやクーゲルなんかより少し下なんですね。日本で一番トップレベルのデパートでもアメリカでトップのWhole Foods Marketには遠く及ばない。特に量的に話にならない。つまり、日本の食料レベルはアメリカの中の中から上がほとんどで、上の下がわずかにある程度。
ところが、アメリカは上中下がほぼイーブンに存在しています。日本だと金持ちでも住む場所が固まっているわけでもないし、食材を買う店も中級のヒトに混ざって買うことが多いでしょう。一方、アメリカは高収入なヒトはちゃんとそういう場所に集まって暮らしているし、そういうヒト向けのスーパーがどーんと存在しているわけです。

その壁は絶対に越えられないというメッセージが社会全体から発せられています。

それでもアメリカで生活していて、日本より楽と感じるのは何故か。
ひとつは人間関係でしょう。アメリカも本音と建て前の社会なのですが、京都のそれとは違って、社会に無駄な制約がないというのが一番大きいでしょうか。
これをやりたいと思ったときに経済的な制約以外のものが存在しないわけです。
日本だと、合理性よりも前例主義や既得利権者の都合の良いルールが押しつけられますが、それがない。また、決定権に違いはありますが、社会的地位に連動して敬語を使う必要もありません。圧倒的な格差はありますが、直に話をするときはイーブンな関係で話ができるのです。ここも日本と違うところです。


まぁ、何というか人間関係以外での形の上での奴隷制度が違った形でちゃんと活きている社会とも言えます。
さて、話を最初に戻して、本当に社会主義の方が良いと考えているのでしょうか?
たぶん日本人が望む社会主義(昭和の総中流社会)を夢見るというより、圧倒的な絶望感がとりあえず資本主義以外を選ばせているのではないでしょうか。





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Last updated  2009.04.25 12:50:14
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