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2009.08.18
カテゴリ：Life in Dallas
若干意味合いは違うが、ここで述べられている不浄および禁忌はRockも当てはまるだろう。
ドラッグ、Sex、アルコール、それにTATOO。 Rockはanti-socialで、Tabooを犯すことで自身の存在をアピールするが、同時に社会に受け入れられるような求心力を発揮する。先のコラムで「文化の中で重要な役割を果たしている」部分も十分にあるだろう。だって、Rockがない世界を考えて欲しい。もの凄く窮屈だ。 日本ではRockに当てはまる部分を極道が担ってきたところもあるが、そこに求心力はない。より強い警察に押さえ込まれている分、開放感がないからだ。恐らく、極道が警察よりも強いような社会だったら、極道は魅力を発揮できるのかもしれないが日本ではそれがない。 中国なんかで賄賂を渡して、裏の社会の人間が暗躍しているようなところは決して平和ではないが、生と死がより身近にあって良くも悪くも社会に活きた血が流れている。 ドラッグ、Sex、アルコール、TATOOといえば、私たちにとってはメタルミュージシャンそのものなのだが、彼らに犯罪者のイメージは全く湧かない。一方、酒井法子やお塩にはそういうレッテルがしっかり貼られている。やっていることはRockなのに社会に抑圧されているので開放感がないのだ。 そういうこともあって、日本のメタルミュージシャンにはドラッグ、Sex、アルコール、TATOOのイメージはない。びっくりするくらいまじめヒトが多い。一方、そういう方向で押せない分、日本ではビジュアル系がRock的な役割を果たしているのだろう。 ジャパメタが結局市民権を得られず、ビジュアル系ばかり人気が出たのはそういう背景があるのではないか。 日本は確かに平和で良いのだが、他の国と比べて少し窮屈なのはもちろん地政学的な部分もあるのだけれど、ひとつは本当のRockが存在しないからとも言える。 今の日本に必要なのは本当のRockではないか。それは必ずしも音楽スタイルを意味しない。 Rockな精神そのものがあれば、良い。 小泉純一郎はDQNだから無茶できた部分もあるのだけれど、政治家の中では一番Rockに近かったような気がする。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2009.08.18 19:50:12
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