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Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の         逆説的よろず考現学

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Oct 19, 2008
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カテゴリ:カテゴリ未分類
みなさん、こんにちは(^^)/。
 
 今週末は試乗会の連続で、日産とマツダの最新ディーゼル搭載車に乗ってきました。ちまたでは「最新のディーゼルは、騒音も振動もガソリンエンジンと遜色ないし、大排気量エンジンのようなトルクでスポーティに走れる」と絶賛されていますから、ユーザーのみなさんも興味があるのではないかと思います。
 
 で、いきなり結論。
 
「ターボディーゼルは、しょせんターボディーゼルじゃん」
 
 エンジン始動時やアイドリング時の音質は、明らかにディーゼルです。特にエクストレイルは車外に対する遮音が今ひとつ。かつてディーゼルが嫌われた「深夜や早朝にエンジンをかけるのに気が引ける」という観点からすれば、まだ気になるレベルにあります。
 一方のアテンザは、エクストレイルより排気量が大きいこともあり、アイドル振動がやや大きいことと、走行中にシフトレバーに手を載せていると、明確に振動が感じられます。渋滞走行時なんかでは、ディーゼルであることを意識させられそうですね。
 
 動力性能ですが、どちらもはっきりとターボラグを感じます。1,500回転を下回った状態で過給圧が下がってしまうと、そこから踏み足しても、さっぱり加速しなくなります。
 
 エクストレイルの試乗会は軽井沢だったので、和美峠を上り下りしてみたのですが、流す程度の速度だと、登り坂で過給圧が下がってしまうことがありました。だいたい3速2,000回転ぐらいでアプローチすると、立ち上がり時には1,300回転ぐらいになっており、そこで勾配がきつくなっていたりすると、2速に落とさないと再加速はまったくできません。
 
 ならば最初から2速でアプローチすればいいのですが、それではエンジンブレーキが利きすぎて、流して気持ちよいグライド感が無くなっちゃいますし、「3.5Lのような走り」ではなくなってしまいます。
 10%ぐらいの勾配で坂道発進も試みましたが、クラッチをミートしてから1秒ぐらいは、さっぱり加速せず、1,500回転を超えてから、ようやく加速し始めます。
 
 確かに、1,500回転超えた状態で、全開近くまで踏んでブーストが高まっていれば、「3.5L並みの最大トルク」でグイグイ加速します。が、半分程度までのアクセル開度で走っている範囲でのトルク感は、「2.5Lのガソリン車並み」という感じで、3.5L車と同じ走りができるのかといえば、「それは無理」としか言いようがありません。
(アテンザもおおむね同じ傾向) 
 
 ターボラグに関しては、フォルクスワーゲンの1.4L直噴ガソリンターボのほうがよっぽど短いですね。そうなってしまう理由は、ディーゼルは大きなトルクを出したいがために、過給圧を高める必要があり、それには大きなタービンが必要で、低速をVGフラップで補おうとしても、物理的な限界があるからなんですね。
 それじゃ、あまり最大トルクを欲張らず、低めの過給圧で小さなターボにすればと考えて当然ですが、高回転まで回せないディーゼルの場合、それでは最高出力が稼げず、最高速性能が重要視される欧州では競争力がなくなってしまうんです。
 
 肝心の燃費ですが、和美峠をハイペースで下って、流して登ったところで9.9km/l。そのあと18号線に出て、信号がなく60km/hぐらいで淡々と流せる裏道を通って(燃費にはかなり有利です)、トータル13.1km/lという結果でした。時間にして40分、距離にして25kmぐらいのコースです。
 この日は新型ムラーノの試乗もありまして、まったく同じコースで燃費計測をしたのですが、ムラーノの2.5Lは和美峠を下って登って8.6km/l、トータルで12.2km/lでした。ムラーノがCVT、エクストレイルが6MTで、しかもムラーノのほうが90kg重いことも加味すれば、意外に燃費の差は小さいですね。
(ちなみに3.5Lは、6.5km/l/9.0km/l) 
 
 まあそんなわけで、欧州のような走行環境ではディーゼルの良さが生かせても、日本の走行環境には合いにくいというのは確実に言えます。しかもアテンザのディーゼルは、日本のポスト新長期規制をパスするには、さらにNOx対策が必要で、欧州仕様より確実に数万円レベルで高くなります。
 
 エクストレイルを見ても、欧州仕様の酸化触媒+DPFに、NOx吸蔵触媒を追加しており、レイアウトやコストの制約から、コンパクトカーにディーゼルを搭載してポスト新長期を通すのは現実的ではないでしょう。
 というわけで、期待されているかたもいるかも知れませんが、日本市場においてコンパクトカーにディーゼルエンジンが搭載される日は、来ないのではないかと思います。
 
 念のため書いておきますけど、「だからディーゼルはダメ」ということではありません。これは、現在あまりに過大評価されすぎているための警鐘であって、特性を理解している人が、メリットを引き出す使い方をすれば、非常に有効なツールではありますから。 
 





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Last updated  Oct 21, 2008 08:17:22 AM
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