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カテゴリ:驚きの事実!
今日もヒト押しありがとう!!
三菱自動車の欠陥車販売、雪印の牛肉偽装、JR西日本の脱線事故、そして構造計算書の偽造… 多くの人々が今まで当然のものとして妄信してきた「安全・信頼神話」が音を立てて壊れていっている感覚ってありません? なんで企業は社会期待=課題を二の次にしちゃえるのでしょ~か?! その根本原因は、 市場圧力→目先の利益収束→密室内の私的共認→課題劣化 という市場社会の全企業を貫く構造的欠陥にあるんじゃないかって思うんですよ。 んで、その構造を明らかにする上で、建築業界を例に挙げてみまっす。 まず、建築業界は概ね「施主・設計・検査・ゼネコン・購買者」の5者関係の中でお金のやり取りが成され、当然のことながらこの関係は市場圧力のもとに晒されています。 そして収束不全→売り上げ低迷に始まる状況判断が、 施主:市場圧力の下、関係者全員にコスト圧力を強いる。 ↓ 設計:自分達の利益を捻出するため、あれこれ画策する→「ごまかし」発生。 ↓ 検査:てっとり早く多くの建物を検査することが利益に繋がる→「ごまかし」を見抜けない、あるいは見逃す。 ↓ ゼネコン:仕事がないので、どんな仕事にも飛びつく→「ごまかし」を指摘できない。 ↓ 購買者:(ごまかしを知らされず)できるだけ安く買う。 ってな感じで「自分がいかに得をするか?」という自分課題に強く埋没しちゃうので、「ごまかしはイカンっ!」っつう圧力は生まれないし、自分達の都合のいいように「食っていくためには手段は選べんっ」って感じで自己正当化をガッチシしちゃってるんだと思います。 加えて、この5者関係は社会全体からすると「密室状態」そのもの。 外からの監視圧力が極端に低いし、業界に課せられた社会課題(建築業界で言えば最低限の地震耐力)を捨て去っても「バレなきゃいいよね、みんな!」という私的共認→劣化収束が成立しちゃう(‘皿‘) はい、ここで一番大きな問題があります。 つまり、このような劣化収束は社会のどの部分を切ってみても発生してしまっているということなんだと思います。 要するに劣化収束が「金太郎飴状態」になってるってコト。 しかも劣化収束ってその名の通り、一度劣化し始めると後は坂を転がり落ちるように品位が下がっていく。コロコロ… で、坂の下に待ち受けるのは… 鬼のようなクレームの嵐。。。 業界からの白い目。。。 社会的抹殺状態。。。。 その犠牲者になる可能性は、市場で生産活動を担っているボク達全員にあります。このような「社会劣化」という閉塞状態は市場の社会統合・管理限界をごまかしたまま生産活動を行っていることに端を発しています。 この辺の根拠はこちらをご覧あれ! 突破口は目先の「利益優先」的視点では全く見えてこないでしょう。 これからの時代において企業がマジで勝つ気があるならば、ますます社会構造を読む状況認識力は不可欠のものになっていくでしょうし、利益優先を煙に巻いただけの薄っぺらい「社会活動」ではジェンジェン意味なしっ! 真っ当な社会課題が成員の活力を押し上げ、真っ当な成果=下からの圧力形成に結びついていく。 それが企業が勝っていくための必要条件になるのではないでしょうか?? そして、原因究明の為の道具=構造認識に基づいた’安さだけではない’真っ当な評価を僕ら消費者側が下すという双方向の圧力が、企業の密室劣化に風穴を空ける突破力になるんじゃないかな~って最近思っとります☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月08日 15時56分04秒
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