ちょっと解説が多いから
(イタリア)エトナ好きメンバーが集まって開かれた昨日(21日)のワイン会。
今度は飲んだワインたち。(その1は)
。。。の前に、エトナについて
ご存じ、映画「ゴッドファーザー」の舞台ともなったイタリアのシチリア島。
イタリアのブーツの形をしたつま先のちょっと先、地中海に浮かぶ島ですが、
ココの東側に、エトナ火山という活火山があります。
そのふもとに広がるDOC(統制原産地呼称)がエトナ。
ラベルにDOC「Etna(エトナ)」と表示されているワインは
「ぶどうの産地がエトナですよ」という意味になります。
しかも、ラベルにDOC「Etna(エトナ)」と表示するためには
赤、白それぞれのワインを作るためのぶどう品種も決められていて、
赤やロゼは、ネレッロ・マスカレーゼという黒ブドウを80%以上、
白は、白ブドウのカッリカンテを60%以上、カタラットを40%まで等
他にもアルコール度数なども厳密に決められているんです。
ちなみにDOCとは従来のイタリアワインの格付け
上からDOCG、DOC、IGT、Vino da Tavolaのうちの一つ。
ただ、2009年8月からはEUのワイン法に則り、
DOCGおよびDOCワインは統合されてDOP(保護原産地呼称)に、
IGTはIGP(保護地理的表示)に、Vino da TavolaはVinoになり、
格付がチーズやオリーヴオイルと同じになっています。
まぁでも、とりあえずは皆、従来のイタリアワイン法の格付けを使ってますが。。。
で、ワイン会のワイン!
1.Murgo brut Metodo Classico 2007
(ルムゴ・ブリュット・メトード・クラシコ)
ネレッロ・マスカレ-ゼ種から造られた瓶内二次発酵のスプマンテ。
黄りんご、酵母、軽いハチミツ系のニュアンス、焼き栗の皮、エストラゴンのようなハーブ、時間が経ってアップルパイの香り。
ホッコリしたお芋のような温かい味わいながら、
青りんご系のイキイキした酸とアフターの野菜のようなうす苦みが美味しい。
2.CONTADINO 7
(ロッソ・デル・コンタディーノ 7)
生産者は過激自然派のフランク・コーネリッセン。
無施肥、無農薬栽培。テラコッタの壺(アンフォラ)を醗酵・熟成に使用、
二酸化硫黄も完全無添加のままノンフィルターで瓶詰め。
通常、無農薬とはいってもブドウの病害を防ぐため、
使用が認められているもの(ボルドー液など)すら、
基本的には使用しないという、徹底的な自然派。
ちなみに、これは2009年度産。ヴィンテージ表記に替え、
年度ごとに1~の数字を記載
(当然、2010年度産は8に、2011年度産は9に増えていく)。
品種はネレッロ・マスカレーゼ85%、あとはネロ・ダヴォラ。
ビオ好きな人にはお馴染みの沢庵香。アセロラ、チェリー、ほうじ茶など。
ノンフィルターのため澱が下にドップリ固まり、上澄みは赤ベリー系と香ばしさがあり、意外とキレイな味わい。
試しに澱を混ぜて飲んだら、ドメーヌ・タカヒコ(詳しくは)のロゼの味になった!
澱も美味しい旨みあるワイン。
あっまずい!
たぶん、このままだと文字制限超えそう。。。
ということで、すいません!
あとの赤4本はその3へつづく。。。
\これが最終章になると思うのでどうかひとつ/
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