あんこ人形の次の波 ④ 「はじめまして農民美術」の本
今回の出版書について出版元のグラフィック社のHPに何か情報がないか見たら詳しい情報が載っていた。約100年前の貴重な「農民美術」を紹介する『はじめまして農民美術』10月発売!|株式会社グラフィック社のプレスリリース (prtimes.jp)他にもプレスリリースというのがあるようなので、パソコン検索をしてみたら何と「はじめまして農民美術」という例の冊子が10月11日発売で予約受付中と言う告知がアマゾンと楽天に載っていた。出版社がデーターを送って売り込んでいるようだ、同じような文面だった。今はこうして予約を受け付けて実利と反応の具合を見ているのだろうか、はじめて知った。親切に目次まで詳しく載っていた。試しに予約状況などみれないかな、と探したけどそんなものあるはずないですね。はじめまして農民美術 木片(こっぱ)人形・木彫・染織・刺繍 | 宮村 真一, 小笠原 正(上田市立美術館) |本 | 通販 | Amazon「農民美術」を知っていますか?今からおよそ100年前、版画家の山本鼎(やまもと・かなえ)が提唱した「農民美術運動」。それは、農村部の若者たちに手工芸品の制作技術を手ほどきすることで、農閑期の副業となり、また、それまで無縁であった美術活動への参加を促すものでした。現在の長野県上田市を拠点として、農民美術練習所で作られた木彫品や刺繍・染織品等の品々はたちまち評判となり、運動は全国へと波及していきます。しかし、戦争の足音とともに徐々に衰退。戦後、長野以外の地で再興されることはありませんでした。本書では、このわずか15年の間に全国各地で作られた木片(こっぱ)人形・木彫風俗人形を中心に、様々な制作品をその成り立ちとともに紹介しています。また、運動全体を俯瞰する解説や、同時期に作られるようになった北海道・八雲町の熊彫との関係、現在長野で作られている作品紹介など、農民美術に初めてふれる人に向けて様々な内容を収録した入門書です。【もくじ】・戦前の主な農民美術生産組合(全国、長野)・1章/木片人形その1(日本農美生産組合、信州の生産組合、大湯農美生産組合、木彫秋田風俗人形、大島農美生産組合…)・2章/木片人形その2(登山人形、スキー人形、スケート人形、野球人形…)・3章/木片人形その3(越路人形、凹平人形、塩原人形、吾妻木工組合…)〈コラム〉松本の白樺工芸/彫刻家・木村五郎のこと/八雲熊彫の歴史/各地で作られた竹人形・4章/戦前の様々な農民美術とデザイン画(菓子入れ、木鉢、白樺巻、テーブルタッピー、クッション、ギニョール…)・5章/山本鼎と農民美術「農民美術って何だろう?」・6章/現代の農民美術 ・現代の農民美術 主な取り扱い店、戦前の農民美術を見ることができる施設紹介