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【楽天ブックスならいつでも送料無料】ちゃんと話すための敬語の本 [ 橋本治 ] てっちゃんは敬語が苦手です。 敬語に限らず、一事が万事、納得しないことを行うのが苦手です その頃はかなり辛くて日記を書けなかったのですが、3年位前、担任の先生と合わなかったことがありました。普通の子(とあえて書く)は納得できなくても先生の指示に従うと思うのですが、てっちゃんは従えなかった。 といっても、本人的には反抗するつもりなんて全然なくて、例えば素朴な疑問として「なんで先生に敬語を使うの?」と聞いた時に、その先生に「あたりまえでしょ!」と怒られて、どうしていいかわからなくなってしまった。 そんな状態になっていたのだと思います。 もちろん、発達障害の特性は入学前から学校にはお伝えして(&家庭内外でのSSTも続けて)いたのですが、低学年の時の先生とはうまくいってしまっていたので、学校側は、このような状況が起こりうると私がお伝えしていたことをうまく認識して下さっていなかったようです。 やっと今になってあの時は大変だったなぁ。。。と振り返る余裕が出来ました リンクの本は(も)テキストで抜粋されていたのがきっかけで購入しました。 てっちゃんの尽きることのない「どうして?」には特性上できるだけきちんと向き合ってあげなくちゃいけないなとは思って日々過ごしている私ですが、時々「だーっめんどくさーーーい」となってしまうことは、今でもよくあります。 その中のひとつが、敬語。 そして、この本では、てっちゃんがずっと前から繰り返していた疑問を一度は受け止めてくれて、その上でどうしたらいいかを提示してくれているように思いました。期待以上(?)の内容に、びっくり。 まずは、古来の「尊敬語」「謙譲語」が時代に合わなくなって来た、という背景から、いくつかの例を挙げて説明されていました。てっちゃん(が私よりも先に読みました)が夜中に読みながらげらげら笑っていたので、なにがそんなに?と思ったら 「正しく敬語を使ったら、先生に呼ばれて職員室に入る時に『お召しによりまして参上仕りましてございます』だって~」 で、じゃぁ今の時代にどうして敬語が必要なのか、ということを、筆者はすごく簡単に書くと「相手との距離感」を示すためと書いてあります。 すごく腑に落ちました!! てっちゃんに「先生は偉いから」敬語を使うのは当たり前だというのがピンと来なくても「先生とは友達(対等の関係)ではなく、勉強を教えてもらうという間柄であることを私はちゃんとわかっていますよ」ということを示すために使うものだと思えば腑に落ちるようです。 あ、あとこの本でてっちゃんが最も納得した部分は「だから先生には、尊敬語とか謙譲語とかを過剰に使うのではなくて、基本的には丁寧語を使えばいいんじゃないか。」とわかったこと、だそうです #それを聞いて私も目うろこでした。てっちゃんが苦手なのは「尊敬語」「謙譲語」(=上下関係の認識)であって「丁寧語」ではなかったんだと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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