モー娘 上海万博に続きヨーロッパ進出
アイドルグループ「モーニング娘。」がフランス・パリで行われる「ジャパンエキスポ2010に出演することになった。10日の中国・上海万博参加に続く世界的な大舞台で、モー娘としては結成13年目で初のヨーロッパ公演になる。このほどインタビューに応じたリーダー・高橋愛と中国出身のリンリンは、海外公演や上海万博への思いを語った。 高橋は“ヨーロッパ進出”に期待を膨らませ「フランス語って『ボンジュール』しかわからない」と笑顔をみせた。海外公演は08年の中国、韓国、台湾、昨年7月米国での「アニメエキスポ」参加に続き、今回のフランスが5番目。 今年11回目を迎える「ジャパンエキスポ」はヨーロッパ最大の日本フェスティバルで、昨年は16万5000人が来場。メンバー全員での招待を受け、7月2日にコンサートを行うほか、サイン会やパネルディスカッションも予定している。テーマ曲に6月9日発売の「友」(「青春コレクション」のカップリング)も決定。高橋は「メンバー8人ではじけていきたい」と意気込んだ。 今月10日には、中国・上海万博にメンバー4人が「補助犬スペシャルサポーター」として参加する。リンリンは地元初の万博開催に「ニュースで(パビリオンに)3時間も並んでいるのを見ると、すごいうれしい。中国のいいところを知ってもらえるいい機会」と期待した。 08年には上海万博へのプレイベントに参加。高橋は「(中国出身の)リンリンとジュンジュンが頼り。女性ファンが多くて日本では『ウォー』の声援が『キャー』って。移動のたびに待っていてくれて『私スターかも』って勘違いしちゃう」と熱狂的な歓迎を振り返った。 今回は歌唱の予定はないが、中国で補助犬の普及を呼びかけ身体障害者の社会参加を促進していく“親善大使”としての大役。講習を受けた高橋は「実際に体験させてもらって、存在の大きさを改めて勉強させてもらった」と日本での取り組みを伝える予定だ。 昨年の「アニメエキスポ」では「感動したり泣いてくれたり…変な感じでした。私たちを知っていてくれるだけでも驚きなのに」と、異国文化の交流に一役買った。今後について「タイとかインドとかアジア(ツアー)に行きたい。まずはリンリンとジュンジュンの地元」と望み、日本人・中国人の混成グループは“国際派アイドル”としてさらなる進化を続ける。