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2006/04/06
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カテゴリ:私の本棚
キレイになりたい気持ちが最高の美容液。ワタシらしいワタシでいるために使っているものです



元NHKアナウンサーでエッセイストの絵門ゆう子さんの訃報を知った

2000年に転移性乳がんの告知を受けたあと
「がんと一緒にゆっくりと」
「がんでも私は不思議に元気」
などの闘病体験の著書を発行したり
コラム執筆や講演活動に積極的に取り組み
抗がん剤の副作用のつらい治療に耐えながら行っていた
がん患者のカウンセリングなどの活発な活動は注目を集めていた

実は、私は『池田裕子』の名前のNHKの現役アナウンサー時代の彼女に
一度逢っている
私がまだ小学校の低学年の時に我が家に取材にきたのだ

当時、NHK教育テレビで『ぴょん太の安全教室』という番組があった
交通ルールを守らない着ぐるみのぴょん太が
交通事故にあって怖い体験をし
案内役のお姉さんに説教されてココロを入れ換え
今度からは交通ルールを守りますと約束をするというものである

この番組をみた子供のお話を聞くという特別バージョンの番組に
当時5歳の弟に出演依頼があった
その時、NHKの大きなバスがきて我が家で撮影したのだが
母と私も一緒に出演したことから
NHKアナウンサーの『池田裕子』という名前がインプットされて
彼女の記事を見るたびに、あの時のお姉さんだと親近感を持っていた

以前、本屋さんで偶然彼女の本を見つけて買ったのが
「がんと一緒にゆっくりと」である
絵門さんのように聡明な方が、怪しげな民間療法に頼ってしまうなど
疑問な部分もありましたが、
ひたむきさや切なさや心の揺れがストレートに伝わってきた

とても印象に残っているのが
『窓の外で恐竜の鳴き声が聞こえる』
と看護婦さんに訴えた時のエピソードだ

睡眠薬を飲んで朦朧とした意識の中で
窓の外から聞こえる船の警笛が恐竜の鳴き声に聞こえた
看護婦さんに訴えると窓の外を確認して
『恐竜の姿は見えないようですね』と優しく声を掛けてくれたという

私は
『恐竜ですか?』
と言ったあのふんわりとした看護婦さんの
優しい声を一生忘れない。

 
その文章を読みながら
看護婦さんの人柄がしのばれて不思議な感動を覚え
熱いものがこみ上げてきた

私も、医療関係で仕事をしている一人として
患者さんには、このような思いやりのある優しい言葉を掛けていかなければと
このエピソードを心に刻んだ

彼女は苦しい治療と副作用の中でも前向きに講演活動をこなしていた
49歳という若すぎる死が残念だ
心からご冥福をお祈りします


 

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Last updated  2016/10/09 11:04:29 AM
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