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2019/07/01
カテゴリ：私の本棚
  ★商品を見る→田口ランディ 私の愛した男について 1512円 田口ランディの短編が４篇収録されている。 【私の愛した男について】 妻子ある男との性愛に溺れるＯＬが語る衝撃の表題作 暗く深い心理描写、男の求愛に堕ちていくＯＬが 最後にたどりついたのは・・・ 【幻桜】 障害者の介護をしている主人公が見た満開の桜の意味は？ 作者は障害者と何か関わりがあるのだろうか。 幻桜は障害者を身近に知っていないと書けないと思う。 しだれ桜の美しさや施設の情景が鮮明に浮かんで 余韻が残った。 【命につけし名は】 主人公の通う教会にある日、野生児のような男が現われる。 彼は一言も口をきかなかった。 いや口をきけなかったのだ。 教会に現れた野生児は神に選ばれし者なのか。 【森へ還る人】 庭師の父が大怪我をして入院。そこで進行性の癌が見つかる。 娘はどうやって父を看取るのか。 残された日々を生きるがんの父、寄りそう娘。 『お父さん、死なないで』 娘の言葉があまりにもシンプルすぎて胸にグッと響き 思わず泣いてしまった。  田口 ランディの本が好きだ。 この本も彼女らしい感性で 私の好みにピッタリの４編が収録されている。 人間のこころの深い部分に届くような彼女の世界が 読むものをひきこんでくれる。  ランキング参加中です。応援クリックお願いします♪  にほんブログ村  人気ブログランキング  ・ + ・ + ・ + ・ 暇があったらあんずの本館にも寄って下さい ・ + ・ + ・ + ・ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2019/07/01 12:00:08 PM
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