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2021/12/19
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カテゴリ:私の本棚




商品を見る→暴走老人 藤原智美 527円

人を美しく見せるのは
顔の作りそのものよりも表情なのだと思う
もって生まれた顔立ちが同じでも
表情でまるで別人のようになる。

知り合いの89歳の女性は
シワシワだけどきれいなおばあちゃんだ。
穏やかで優しい言葉と表情をしているからだろう。

人間、年をとると穏やかに丸くなるというのは
私たちの思い込みに過ぎないと思う。
町中でもニュースでも
困った老人を見かける機会が多くなった。

どうして困った老人が増えたんだろう?
世の中の進歩についていけなくなったり
情報社会を受け入れられなかったり
そんな疎外感を感じてイラついているのかな?

そんな思いを抱いている時に読んだのが
藤原智美さんの『暴走老人』
本屋でタイトルを見て、思わず手に取ってしまった。
過激なタイトルの付け方はウマイなあと感心する。

本を読み始める前は、いったいどんな事例があるのかと
変な期待感が大きかったんだけど、暴走老人の話は冒頭だけで
あとは著者の社会文化論が展開されている。

社会のルールに適応できない老人たちの
社会背景にまで切り込んでいるけど
私が想像していたのとは、ちょっと内容が違っていた。
もっと沢山の暴走老人のケースが読みたかったのに
それが残念。

この本の「透明なルール」という言葉がとても印象に残った。
日常生活を送る上での「暗黙のご了解」
という秩序に順応できなかったり
そういうルールを理解できずにまごついている老人が多い。

エスカレータでは左に立ち右側は歩く人用に開ける。
エレベータに乗ったらボタンに一番近い所にいる人が
ボタンを操作する義務を負う。
スーパーのレジでは小銭を用意して待つ。
スタバに入ったら列に並んでいる間に
自分の注文するものを決めておく。

この「透明なルール」が老人たちを不自由にし
ストレスを与えているのだから
レジでマゴマゴしてるお年寄りがいても
『チッ!』なんて舌打ちしちゃいけませんよ。
だって、自分達の未来の姿なんだもん。


 

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Last updated  2021/12/19 11:20:22 PM
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