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青い琴の星が三つにも四つにもなって、 ちらちらまたたき、 足がなんべんも出たりひっこんだりしているのを見ました。 そして、 すぐうしろの天気輪の柱が、 しばらくはほたるのようにぺかぺか消えたりともったりしているうちに、 それはだんだんはっきりして、 とうとうりんとうごかないようになり、 青いはがねのような空の野原に、 まっすぐにすきっと立ったのです。 「銀河ステーション……。 銀河ステーション……。」 ![]() あまりにも有名な宮沢賢治の童話です。 影絵画家の藤城清冶さんが原文を縮約し、影絵劇「銀河鉄道の夜」をもとに、絵本用に新たに演出、撮影、構成した絵本です。 宮沢賢治の童話の挿絵画家というと小林敏也さんが多くを手掛け、私も大好きな画家の一人ですが、この「銀河鉄道の夜」だけは藤城さんの幻想的な光と影の世界がとてもしっくり物語に合っていました。自分の想像を超える挿絵に出会えるとホントに嬉しいものです。
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2007年12月18日 00時13分24秒
しあわせに すやすや。 からだの 色も しあわせ色。 目が さめた。 おなかが すいた。 おいしい 虫は いないか、じーーーっ。」 ![]() パンサーカメレオンのイキイキとした一日を描いた読んで楽しい写真絵本です。 カメレオンの独り言っぽい文章にカワイイ写真がマッチして、なんとも癒されます。 説明くさい図鑑や写真集ではない、愛着のわく一冊。 カメレオンがイモ虫を捕えるシーンは「見事!」の一言に尽きます。(カメレオンもカメラマンも!) 他にも皮膚が芸術的だとか、手足がバルタン星人みたいだとか、写真ならではの発見があっておもしろいですよ。
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2007年12月13日 15時02分33秒
~「セントニコラスが はやく くるように と ねがいを こめて だんろの そばに くつしたが だいじそうに かけられています。 こどもたちは ベッドの なかで すやすやと ねむり ゆめの なかで いろいろな さとうがしが おどっています。」 学者クレメント・C・ムーアは1822年クリスマス前夜に、子ども達を喜ばせようと楽しい物語詩を書きました。のちにサンタクロースとして喜ばれるようになったセントニコラスが、クリスマスの前夜にやってくるという興奮と喜びに満ちた物語です。 この物語は「クリスマスのまえのばん」として、よりよく知られるアメリカの古典となりました。 それから80年後1902年に巨匠ウィリアム・W・デンスロウが姪のために「クリスマスのまえのばん」を愛情をこめて絵本に仕立てあげました。(前書より) 元祖サンタクロースは赤いコートなど着ていない小さなこびとのおじいさん。 小さな体に大きな顔、笑うたびにぜりーのように震えるおなか。 とっても愉快で元気がいい! レトロでモダンなお洒落なイラストはクリスマスのインテリアとしても最高です。 (セントニコラスのソリがアヒル型?!) 装丁も外箱に布張とチョット豪華な感じ。
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2007年12月02日 01時33分36秒
ママは びょういんに いた。 パパは このマンションで、ひとりで きみが うまれるのを まっていたんだ。 あるあさ、パパの うしろで だれかが まどを たたいた。 こんこんって、10かいの まどを そとから。」 そびえたつマンション郡。 若いプラタナスの並木道と直角の交差点。 ニュータウンの十字路に、恐竜がただただ座っているお話です。 なぜ座っているのかはラストで解決します。 ストーリーと言えるほどの濃い内容ではありませんが、終始夢を見ているような錯覚に落ちる 静かで強烈な絵本です。 作者の言う「やわらかでムダの多い秩序…」という言葉がひしひしと伝わってきます。 恐竜にロマンを感じるお父さん達に読んでもらいたい絵本。
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2007年11月21日 00時59分30秒
モンテロッソへ モンテロッソへ いかなくちゃ。 「何かを手に入れるためには何かをあきらめなきゃいけないことくらい、 私はよく知っている。」 ハスカップはうす茶色の猫。怠惰で晴眠雨眠、いつだって寝ている。 ある日夢で見たピンクの壁…。 「その場所こそ、私がどうしてもいかなきゃならない場所なんだわ」 ハスカップは目的地に向けて旅に出る。 心配事を心に抱え、それでも毅然と礼儀正しく、無道徳な行動さえ考えあっての行動ととれそうな大人の女の一人旅。 荒井良二さんのイラストがこの旅を、明るく楽しく色づけています。
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2007年11月13日 13時53分12秒
こんな雨の日はウチで本を読もう…でもケロちゃんが汚したお部屋、凄すぎます。 きれいに きれいに きれいに きれいに かたづいた へやじゃなくちゃね さて これでよし つぎは おやつを つくって・・・ ・・・と おもったていたら ~」 おおらかで心優しい犬のバムと、無邪気でやりたい放題の可愛いカエルのケロちゃん。 コロコロ展開する楽しいお話しと、これでもか!というほど小業がきいたカラフルなイラスト郡。何度読み返しても、新しい発見がいっぱいです。 イラスト小業をチョット紹介。たとえば… ★掃除機を引っ張りすぎてコンセントが抜けそう ★ケロちゃんの三角巾がほっかむり ★とりあえず穴があれば手を突っ込んでみる その他にもたくさんのさりげない可愛さが満載!お部屋の小物も手が込んでいます。 今回は図書館から借りてきましたが、息子ともども魅了され、その日のうちにシリーズ買いを決意o(゚ー゚*o) とにかくカワイイ絵本です! ![]()
「誕生日にあそびにおいで」というおじいちゃんからの手紙とともに届いた山のような小包。 中身はなんと、組立て式飛行機! 4ページをつかって頑張って飛行機を組み立てたバムとケロ。 さぁ、いよいよ空の旅へ出発です。 今回の冒険に立ちはだかるのは、たまねぎ山脈・りんご山の洞穴・かぼちゃ火山! 「キャ~」(驚、喜)な場面がいっぱいです。 別シリーズのガラゴや3つ耳うさぎ(?)おじぎちゃんも出てくるので探してみてね。
寒い日にスケートとつり道具を持って池に出向いたバムとケロ。 カチンコチンに凍った池に、なんとアヒルが凍りついていた! 「たいへん たいへん はやく たすけて あげなくちゃ」 この絵本の圧巻ページは <ミイラごっこ> のところ。 「お客様と子どもを残して席をはずしてはいけない」という教訓のようなページでした。
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2007年11月20日 23時40分46秒
巨大なドアの前に立つと、アランの心臓は大きな音を立てました。 深く息を吸いこみ、呼び鈴に手を伸ばしました。 でもそれを押す前に、ドアがさっと開きました。 戸口には人影がひとつ、ぬっと立っていました。 それが偉大なるガサツィさんでした。 「ようこそ。中に入りなさい」 以前、辺見まさなおさん翻訳で「魔術師ガザージ氏の庭で」(1981年~)というタイトルで出版されていた絵本です。 ミス・へスターの留守中、愛犬フリッツを預かることになったアラン少年。散歩中いたずら好きな犬のフリッツはガサツィさんの庭に逃げ込んでしまいます。 犬嫌いの魔術師は、犬にどんなことをすると思いますか? 読み終えた感想は、<ガサツィさんは本物の魔術師か、それともただの偏屈オヤジか>に意見が分かれると思います。素直に魔術師だと認めるのも夢があって良いし、そうでないとしてもユーモアのセンスのあるオヤジというのも魅力的で良いです。 イラストはモノトーンですが、光の魔術師といわれるオールズバーグの作品は色褪せてないモノクロ写真のようにイキイキした迫力に満ちています。それぞれのページ全てに存在感がある素晴しい絵本だと思います。 1980年度コルデコット賞銀賞受賞。 ニューヨークタイムズ最優秀絵本賞受賞。
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2007年11月07日 01時57分53秒
とくに、たいくつでたいくつでしかたのない人、そしておちつきがなくて、 いつもそわそわしている人のために考えられたゲームです。 イ. ゲームをする人は自分のコマをきめて、それをジャングルのいちばん奥に置きます。 ロ. さいころを二個ふり、危険なジャングルのなかを道順に進んでいきます。 ハ. 最初にジュマンジについて、その町の名前を大きな声で叫んだ人が勝ちです。 ニ. とても大事なこと。 いったんこのゲームをはじめたら、だれかがジュマンジにつかないかぎり、ゲームはぜったいにおわりません 》 日米で大ヒットを記録したSFXアドベンチャー映画「ジュマンジ」の原作絵本です。 ピーターとジュディが木の下で見つけたゲームを退屈しのぎに始めたとたん、辺りの様子が一変。突如家の中に猛獣が…! ゲーム盤での出来事が現実にも起きてしまうこの世で最も危険なゲーム。 私は映画を先に見てしまったので、その印象が強く少しものたりない気がしましたが、写実的なモノクロで描かれた挿絵、緊迫感のあるストーリー展開、原作だと思うとオールスバーグはやっぱりスゴイ!と思いました。 1982年、コルデコット賞受賞作品。
「ジュマンジ」の続編です。 前作はジャングルのゲーム。「ザスーラ」は宇宙のゲームです。 ウォルターとダニーが公園でみつけたゲーム「ジュマンジ」。その下にはもうひとつ「ザスーラ」という恐怖のゲームが隠されていた。 2人に襲いかかるのは、流星群・ロボット・エイリアン… そこに重力まで加わって、ふんだりけったりな大冒険。 ラストはちょっと感動的で、絵本としては前作の「ジュマンジ」より私はこっちがスキです。
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2007年11月04日 01時03分57秒
そう いって、おとうさんは おかあさんを むかえに いった。… もくようびの あさ 10じ15ふんすぎに、 ジョーゼフは きが ついた。 あれっ、やかんが へんだぞ。 表紙の絵を見てみましょう。ジョーゼフがやかんを見ています。 ん~、たしかにやかんが変だぞ! ページをめくる度、少年の身の回りのものがどんどん変化していきます。 うそっ! 洗面台が?! まさか! ソファーが?! ひゃ~! 靴下が…ありえな~い!! 家に残され、不安にゆれる少年の心をシュールに描いた絵本です。 一人で感心しながら読みいるより、子どもとおしゃべりしながら読む方が何倍も楽しめました。 空想が広がって、自分の身の回りの物もあれこれ変化し始めます。
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2007年11月03日 01時34分11秒
朝おきたら、家のなかが シーンとしていた。 パパが、いない・・・」 <パパ、かえってきて> <パパ、かえってきて> <パパ、かえってきて> 本の帯には『森の中は心の中? ふしぎなものがひそんでいる…』というメッセージが添えられています。 主人公の少年はママにおつかいを頼まれ、パパがいない不安を抱えたまま禁断の森の中へ。 少し行くと牛をひいた男の子と出会い、もっと森すすむと金髪の女の子がやってきて、焚き火の前には別の子がしゃがんでいます。 森の中では主人公以外はモノトーンで描かれていて、不安な気持ちを映しています。 出会う人物は様々な昔話を暗示していて、森の中ではそれらがチラホラかくれんぼ! とにかくじっくりじっくり絵を見て楽しんで下さい。 (ジャックと豆の木・三匹のくま・ヘンゼルとグレーテル…などのお話を知らない方は楽しめないかも)
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2007年11月03日 00時23分15秒
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