冷たい頬
君を酔わす事ができるかな僕は何も言えなくなりそうだ涙さえ流せない君の 冷たい頬に触れてみたい そんな夜あきらめかけた哀しみのない世界君と築く夢を見ている誰の手も届かない場所を探し二人が定員の浮き舟に揺られ君と言葉を交わせるならバーチャルでも リアルでもかまわないとさえ 思っている少女が僕に手を振っているそれに応えるために少年でいよう言葉がすべてじゃないけれど伝えるのは言葉だから蒼い海の中で何回も言葉を交わすだけで曖昧な糸で繋がる感覚を覚える君がすぐ傍にいる安心感に溺れる近づいても 遠くても 繋がっているそれがすべてさ 縛られることはない蒼い海の中で元気かい 愛しいスミレの花よ僕は今 ストーリーを描きはじめる見えない涙を流す君の頬にこの手をあてて受けとめてあげる哀しみがこぼれてしまわないように