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雲の上はいつも蒼空

雲の上はいつも蒼空

☆スウェーデン

ストックホルム
ウプサラ
エスタシューン
ギャリバレ
アビスコ

ヨーテボリ

◆私の一番長い旅[6/150]ストックホルムへ

7月12日(日)→ストックホルム

本日は宿取りもきわめてスムーズ。

7時過ぎに夜行がストックホルムに着いた。

そのまま、駅のツーリストインフォメーションへ。
8時のopenまで待ち、殆んど1、2番目に予約をして貰う。
YH二晩OK。やった!

バス62番というが、10時までないので、
待ちきれずタクシーでYHまで行く。(40Skr)
バックパッカーにあるまじき行為だよね。

町並みはとてもキレイ。コペンもきれいだと思ったけど、
ストックホルムはもっといい。来てよかった。

小さな島シェップスホルメン島にある、自然の豊かなユース。
レセプションで受付けをしてから、洗面。
埼玉のアケミさんという人と会って、しばらく話す。
彼女の朝食に付き合ったあと、今日はウプサラへ行って、
晩のシリヤライン(ヘルシンキ行きの船)に乗るという彼女とともに駅まで行く。

駅のインフォで、教会を探すが、バプテストはない。
(私は日本では聖書バプテストの教会に属している)
はっきりプロテスタントと識別できるのは、
ハンガリアン・プロテスタント・チャーチだったが、
バスを使わなければ行けないようで、もう、そんな時間はない、
ということで、駅前のクララ教会へ...。

11時の礼拝の10分ほど前に到着。
全く言葉を理解できない。時々英語のような独語のような単語も聞こえるが...、
周りに合わせて立ったり座ったり、
しかし、途中でどうにも眠くなり、意識を失う。
礼拝はパンとぶどう酒の聖体拝受で終わった。

多くの人が帰ったあと、一人で聖書を読み、祈って賛美。
とても落ち着いた気持ち。平安が与えられた。

一時前に教会を出る。
しばらく街を歩く、都会だが、日曜のせいか人通りが少なく、
道が広い。建物も妙に大きくて、気持ちがゆったりする。

イタリアンが安いとアケミさんに聞いたので、
ふと見つけたイタリアンレストランに入る。

メニューのランチ49Skrというのは平日のみだそうで、
ラザニエ(60Skr)とコーヒー(14Skr)を頼む。
しかし、出てきたのはシーフードスパゲティ。
こりゃ、もしかしてボラれちゃうかしらん?
でも、クレームをつけるのも面倒だったので、
食べ始めてしまう。
(やっぱり、70と14で計84Skr取られた!)

とにかく眠いのには参る。
今日は夜行明けということもあるけれど、時差の影響も大きいと思う。
眠いとお金も平気で遣ってしまうし、観光する気もあまり起きない。
ストックホルムは見所も多いし、2泊だけじゃなくて、もっとゆっくりしてみようかな?
でも、YHの部屋を見てから決めようっと。

14:20、天気悪し、23.2℃ 49%

15時にYHに戻る。小雨降りだす。
部屋は3Fの4人部屋。すでに連泊が2人いる様子。
入って左側の、2段ベッドの下に陣取る。YHでは下に限るよね。
(色々干せる、電気ついていても眠れる、ベッドを椅子代わりにできるなどなど)

一通り荷物を広げて、紅茶を沸かして飲む。
フランクフルトで買った、トワイニングのダージリンで、もちろんティーバッグなのだが、
あまりのおいしさにビックリ。
なんていうのかな、味に透明感があって、紅茶の芳香と、ほろっとした苦味が、まっすぐに迫ってくる感じ。
水が違うからなのだろうか?ちょっと感動。

16時過ぎに外に出る。
美術館などは17時までなので、今日はガムラ・スタン(旧市街)を歩いてみることにする。
ガムラ・スタンの小路はどこを取っても絵になる。
ウィンドーの中を覗くと、アンティークやかわいい小物、アクセサリーなど、見ているだけで楽しい。
看板も素敵。

雨が降って気温も20℃くらいに下がっている。
防水パーカーは、なかなか役に立つ。

明日はスカンセン(野外博物館)へ行ってみたい。
国立美術館も見たいし、この島にある美術館のうち、近代美術館はぜひ見たい。
やはり、最低もう1泊は必要だ。きちんとストックホルムを楽しむぞ!

しかし、この大量の水は、海のようだけど湖なんだねぇ。
メーラレン湖というのだって。
夜9時ともなると、空気はひんやりしている。
けど、ようよう夕方といった感じの明るさ!
いつまで明るいか確かめてみたいけど、早く寝たい気もするし...。

同室の2人はまだ帰らず、もう一人はまだ現れない。
 


◆私の一番長い旅[7/150]ストックホルム②

7月13日(月)ストックホルム 雨 20.6℃ 62%

AMEXで両替をしたのち、スカンセン(Skansen)へ。
ここは、古い民家や、動物園や公園がいくつも集まっていて、見飽きない。
36枚撮り2本もフィルムを使ってしまった。
各民家には、民族衣装を着た人がいて、説明してくれる。

ベッドがとても短いのが印象的。
今は長身の人が多いスウェーデン人だけど、
昔は背が低かったのか?
足を折って眠るのかと思ったくらい。

簡単な英語でも、色々コミュニケーションできて楽しい。
Peoples houseのおばさんや、コート(裁判所)のおばあさん。
リッチな農家の台所のフリーターのお姉さん、
そして、最後に貧しい農家にいたマリアと長くしゃべった。
色々話すうちに、アドレスの交換となり、閉園時間となって、
何と、一緒にコーヒーを飲みに行こうということになった。

スウェーデンの人は冷たいと聞いたことがあったけど、
なんとまあ、思いがけないことになったものだと思う。
17:45にゲートの外で待ち合わせる。

19:40頃まで、マリアのお友達Bjornを交えておしゃべりする。
とても楽しかった。


◆私の一番長い旅[8/150]ストックホルム③

7月14日(火)ストックホルム 雨 時々曇り 夕方晴れ

6:30起床。シェップスホルメン島を散歩ののち、
YHで朝食。
バーゼルに駐在しているという日本人の夫婦と一緒になる。

今日はストックホルム最後の日のはずだったが、
昨日、マリアに推薦された場所もあるし、洗濯もある、
考えた末、また一日延長することにする。

レセプションで聞いたら、今日と明日同じ部屋を取ってくれた。
これで、ストックホルムは3泊4日。

昨日のマリアとビヨルンの話を聞いて、ノールカップより、
ロフォーテン諸島の方へ行った方がいい気がした。
でも、やっぱり、最北端へは行ってみたいよなぁ。
考えちゃう...。

部屋を替わるので、荷物をまとめ、ラゲッジルームに置いて、
YHを出る。けっこうな雨である。

ガムラ・スタンを通って市庁舎へ。
立派な建物だった。英語のツアーに乗り、内部を回る。
最後に塔に登る。確かに景色はいいが、大変な雨と風。
防水パーカーは正解だったけど、やはり傘も必要。
防水スプレーを持ってくると良かったかな?

ガムラ・スタンで昼食。
Summer Platという定食を注文する。49Skr。
ローストビーフ、ポテトサラダ、パン、バター、コーヒー。
おいしくてお腹も一杯になった。

14時頃、スーパーに入ると、同室だったドイツの女の子と一緒になる。
もう働いているという彼女はとても早口。適当に相槌を打つ。
買い物を終えると15時。YHが開く時間なので、ベッドを取りに戻る。

104号室は湖に面していて明るい。
一人ベッド一つと、二段ベッド一つの3人部屋。
夕べまでの205よりずっと感じがいい。
私が一番乗りの様子、窓際の一人用ベッドを確保する。

ドイツの女の子がやって来た、とてもかわいらしい。
聞くと、高校生だという。

洗濯をしに行くと、洗濯機はFull。
今日の5時か明日の9時でないと駄目と言う。
明日の9時に予約する。

昨日と同じ時間同じ場所でマリアと会う約束をしているので、
今日は国立美術館は無理だなぁ。

ユールゴルデン島にある、ヴァーサ号博物館が、
19時まで開いているということなので、そこに行くことにする。
これがなかなかにエキサイティングでありました。
ここの近くに沈んでいたという1600年代の戦艦なんだけど、
とにかくデカい!
引き上げて、再現して保存して、船員の生活の様子も展示してある。
またもや写真を撮りまくってしまった。
1時間半で充分楽しめた。

約束の17:45、スカンセンへ。
マリアがいなかったので、来るのかなぁと思ったが、
15分遅れで悪びれることなく登場。スウェディッシュタイムかな?

今日一日のことなど話し、2人で一つのカサをさして歩く。
そのうちに雨がやみ、なんとまぁ、とてもキレイな虹が出た。
公園へ行ってアイスを食べながら話す。
とても楽しくて、出会えた事に感謝する。

彼女はカルチャーカウンシルの仕事をしていて、
6・7月が休暇なので、スカンセンでバイトをしているそうだ。
一度離婚していて、(ご両親も、だそうだが)今は一人暮らし。
昨日のビヨルンはとても親しそうだったので、彼と結婚するの?と聞くと、
そうしたいと思っているとのこと。
来年もストックホルムに来るの?と訊かれたので、
仕事を始めると、長い休暇が取れないので、こんなにゆっくりは来られないと言うと、
私のファミリーと、マリアのファミリーとで5年後に会いましょう、
とても高価な旅だけれど、日本にも行けるかもしれない...、
と、言っていた。

彼女は今日帰って洗濯をして、ビヨルンのカーテンを縫って、シャワーを浴びて寝るのだそう。
再会を約し、私は彼女の健康と、幸せな家庭のために祈りますと言って別れる。

YHに戻って夕食。レイクディストリクトに住むセクレタリーの彼女と話す。
夜は同室のドイツの高校生と12時頃まで話し、そのあと寝る。

◆私の一番長い旅[9/150]ストックホルム④

7月15日(水)ストックホルム 晴れ 20.6℃ 58%

夕べ話したドイツの彼女はカロリーネというそうだ。
洗濯をしている間に、アドレスを交換し、鶴を折り、
一緒に写真を撮る。夕べから色んな話をした。
北欧のこと、家族のこと、学校のこと...。
彼女は両親がお医者さんで6人きょうだいの末っ子だそうだ。
大学に行くつもりで、生物学、医学、哲学を学びたいけれど、
何を専攻するかまだ決めていないと言う。

彼女はとっても大きなリュックを背負っていた。
重い?と聞くと、17キロくらいかな?と笑っていた。
でも、楽々と背負っているように見えた。たくましいなぁ。

それにしても、誰もノールカップを薦めないんだよね。
さい果てのロマンなんて、こちらの人は求めないのかもしれない。
ロフォーテンの方がいいかもね...。でも、まだ迷っている。

ノルディスカ博物館、ヒストリカ博物館を見る。
今日はとても涼しい、風も強く天気が悪くなってきた。

夕方食事をしてから、シェップスホルメン島にある、
近代美術館を見る。(21:00まで開いている。)
ここは現代美術の面白さ満載の、見応えある美術館で、
とても楽しかった。

あとで合流するSちゃんにはがきを書かなくては...、
フィルムがめちゃめちゃ高価い(36枚撮りで約1580円、
24枚撮りでも1250円位する!)ことも忘れずに書こう。

国立美術館が見られなくて残念。
でも、また来るよね。

フィンランドへ行くためには、
ここからシリヤラインに乗るので、その時見ることにしよう。


◆私の一番長い旅[10/150]ウプサラへ


7月16日(木)ストックホルム→ウプサラ 晴れ 20℃ 30%

今日はOstersund(Oには、ウムラウトが付く、付け方分からず)に行くつもりだったのに、
慣れてるはずの駅までの道を、一本間違えて、
ほんの1分ほどの違いで、乗るはずだった電車を逃した。
(ホントに、ホームで今去っていく電車を見送ったの...)

次の電車だとOstersundに着くのが夕方になってしまうので、
今日はウプサラへ行くことにする。
ウプサラまでは電車で約40分の距離。予約も必要なし。
8:13ストックホルム発に乗り、ウプサラには8:58に着。

朝着くんだから、YHの確保は楽勝さ!と思っていたら、
ツーリストインフォメーションが駅から遠く、
けっこう歩く羽目に...。

途中でS大学のO教授と名乗る日本人男性に出会った。
彼は会うなりアドレスを書けと言うし、一緒に写真も撮りましょうと言う。とてもあわただしい。
普通は色々話して親しくなってから、アドレスの交換に及ぶのに...。

あわただしく別れたあと、インフォを探してうろうろする。
『地球の歩き方』の地図だと、川の手前にあるはずなのに、
実際は川を渡ったところに在った。
ちょっとひどいよね。

インフォに着いたのが9:20頃だったのだが、
なんとオープンは10:00。
YHの受付けは8:00~10:00だから、自分で予約しなきゃ、
宿が決まらない!
電話をしようとするが、電話はどれもカード式で、
コインでかけることが出来ない。

もう、直接行くしかない?
少々危険だが、歩き方に書いてある、20番のバスで、行ってみることに...。
しかし、なかなかバスが来ず、9:45過ぎに...。
午前の受付けに間に合わない~!と気が気ではない。

一緒にバスを待っていた、マーガレットというおばさんが、
「今夜のバイブルクラスに出れば、クリスチャンの宿に泊まれるわよ」と教えてくれる。
きっと、YMCAみたいなところかな?まず行ってみて、駄目ならYHへ行くことにしようと思う。

続く...
(この日の記録は長いので、また書くことにします。
 今日はちょっと時間切れ...。)
 
 
ちょっと間をサボりました。あとで埋めます。

フィンランドからまた、ヨーテボリに戻ってきました。

8月25日(火)[50/150]ストックホルムからヨーテボリへ

6:30頃起床。12Fで景色を見て、7:10過ぎに食堂へ。
シリヤラインの朝食はとっても豪華なバイキングだったように思う。
10:30ストックホルムセントラル駅に到着。
ヨーテボリに向けて列車に乗る。

ダーラナ地方は晴れていて、なかなかに景色が美しい。
フィンランドの車窓の景色が味気なかっただけに、見ているだけで楽しかった。

車内で、船の中で同室だった香港の二人連れを見つける。
夕べ船内であんなに眠っていたのに、またもや、眠りまくっていた。そんなに眠ってどうするの!?

14:45にヨーテボリ着。
11~13日に泊まったヨーテボリYHではなく、
M/S SEASIDEという、船が宿泊施設になっている宿にチェックインする。
こういう宿は、ロフォーテンでも泊まったけれど、
けっこう面白くて、私は好きだ。

ヨーテボリ美術館でやっている、Carl Larssonの展覧会へ、
また足を運ぶ。何度見ても見飽きない。

2時間半ほど見て、前回来た時に、友人になったホワンを訪ねる。
中国系の留学生である彼女は、もともとは学生寮であるヨーテボリYHの住人で、
(夏のみ、宿泊施設として旅行者を受け入れる)
バスを待っている時に声をかけられて、
私が買い込んだザリガニと海老を食べながら、彼女の部屋で4時間も話し込んだ。
先回衝動買いしたCarl Larssonの画集をあずかってくれている。

彼女の部屋を訪ね、友人のマリアを交えて、フィンランドのことなどを2時間ほどしゃべり、
「明日私が夕食を作るわ」と言ってくれたホワンと、
翌日17時の約束をして、宿へ帰る。

その夜はなかなか隣がうるさかった。
カップルがコトに及んでいるらしく、物音やうめきが聞こえてくる。
ラジオの音を大きくして、
「こんなに筒抜けなのよ」と、教えてあげたつもりなのだが、
一瞬静かになったあと、また、派手に物音を立て始めた。
かえって刺激しちゃったみたい。

仕方がないので、イヤホンをしてラジオを聴きながら寝る。

8月26日(水)[51/150]ヨーテボリ 晴れのち曇り

8時頃起床、郵便局で、Carl Larssonの大きな画集と、
雑なもろもろをウチに送る。

前回来た時に見つけた、すてきな雑貨店で、
幾つか自分の好きなポストカードや、ペンダントトップなどを購入。

そのあと、またまたミュージアムへ行き、Carl Larssonの作品をこころゆくまで見る。

夕方、昨日約束したホワンとの夕食のため、ヨーテボリYHへ。
彼女は春雨、タマゴ、野菜の入ったダンプリング(水餃子のようなもの)と、
ポークのでかい骨付きリブを煮込んだチャイニーズスープを作ってくれていた。
とってもおいしかった。満足の夕食。
ホワンの友人ワンさんを交えて、2時間ほどおしゃべり。

バスがなくならないうちに街へ戻る。
湖へ行って、ヨーテボリの夜景を見る。なんともいえない美しさ。

いろんな意味で満足できたスウェーデン最終日だった。

明朝は、9:30発のステナ・ラインで、デンマークのフレデリクスハウンに向かう。
オールボーに宿泊する予定。

 
 
 








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