☆ハンガリー前回はブダペストだけブダペスト センテンドレ さて、ようやく東欧に入ります。 (この旅の目的地は本当は北欧と東欧だったのだ)。 地図をご覧になるとわかるように、 (すいません、どっかから引っ張って来れれば良かったのですが ・・・お手持ちの地図帳でもご覧いただけると・・・) ウィーンとスロバキアのブラティスラヴァはとっても近い。 列車に乗っても一時間くらいのはずだ。 でも、やっぱり私はブダペストから東欧に入りたかった。 それは一体何故だろう。 やっぱり一度行ったところから始めるのが無難だから? 単にユーレイルパスを使いたかったから? ・・・どうも真相はこれっぽいかな? 92年10月9日(金)[95/150] 8:30にウィーン西駅から列車に乗って、 ブダペストに向かう。 約3時間半の移動。 車窓の景色を楽しむにはちょうどいい距離だ。 私は車窓からの眺めが好きだ。 なんてことのない景色でも、 飽きずにずっと眺めてしまう。 大体こんな感じ。平原って景色が多かった。 こういう景色も。 ドナウ川が見えてきた。 ブダペストケレティ駅と読むのかな?(BUDAPEST-KELETI PU.)東駅です。 ちょっと写真うまく出ませんでしたね。 縮小しすぎかな?あとで入れなおすかも。 天気はうす曇りと言った感じです。 昼過ぎにブダペスト東駅に到着する。 一般の家庭の部屋を借りることにする。 一旦荷物を置いて、14時ごろから街へ出る。 IBUSZ(ハンガリーの国営旅行社)へ行ったりする。 ブダペストは街が大造りな気がする。 なんか何でも大きい気がするのだ。 道も広いし、通りも長い。 人が”うじゃうじゃ”と言いたくなるほどたくさんいる。 人々の目つきが鋭い気がして、ちょっと緊張する。 初めのうちはちょっと怖い。 民族が西欧とは違うなと感じる。雰囲気が全然異なる。 この広いブダペストは、歩きではちょっと回れない。 2時間半ほど歩いて、夕食の買い物をして、 宿に戻る。 歩き疲れてくたくたである。 ここはキッチンが使えるのがいい。 料理をしているうちに元気を取り戻す。 家主さんに聞いて外へ食事しにも行ってしまった。 21時前にシャワーを浴びて、 隣の部屋を借りているカップル、 香港から来たフィエナ&スティーブと1時間ほど話す。 23時頃就寝。 明日は、温泉でも行こうかな? ハンガリーには温泉があるのだ。 92年10月11日(日)[97/150] 朝、熟睡から覚めるのが大変。 9時半から近くのカソリック教会の礼拝に出席。 その後には美術館にでも行こうと思ったが、 疲れているらしくめまいがして動く気がしないので、 早々に帰って寝る。 14時半ごろ、 スパゲティ、缶詰、味噌汁、フォアグラの昼食。 食欲は大丈夫。 味噌汁がしみじみ美味しかった。 92年10月12日(月)[98/150] 今朝も熟睡から目覚めるのが大変。 深~い地の底から這い出てくるみたいだ。 熱が下がったあとのような頼りなさと爽快感を感じる。 どうやら、疲労から回復した模様? 10時頃、漁夫の砦へ。 テーマパークのような可愛い建物。 このとんがり帽子が特徴。 昼過ぎマーチャーシュ教会、ブダ王宮へ。 マーチャーシュ教会。 ブダ王宮からのドナウの眺め。 (王宮は逆光でうまく撮れていなかった。残念!) 今日はブダペストのフルコースって感じ。 天気が良くて最高! ドナウ河の眺めは感動的である。 そのあと、ラーツ温泉へ。 異国の温泉に入るのはもちろん初めてである。 お湯がぬるかったように思う。 天井はドームのようで不思議な雰囲気だった。 空いていて、湯船では一人だった。 vicy通りを歩く。 日本人のM氏と夕食を共にし、語り合う。 研究所勤めのM氏は、職場の派遣で、 ルーマニアとブルガリアを回ってきたそうだ。 ドナウ河べりを、夜景を見ながら一緒に歩く。 M氏と別れて宿に帰ると22時過ぎだった。 明日は郊外のセンテンドレを訪ねてみよう。 ブダペストから電車で40分ほどの、 郊外の街センテンドレを日帰りで訪れる。 92年10月13日(火)[99/150] 8時頃起床。朝食を食べ、 昼前にセンテンドレへ向かう列車に乗る。 午前中のメモに、 「Expressのうそつき!」と書いてあるが、 一体何だったんだろう?? ブダペストからドナウ河を北上する、 このあたりをドナウの曲がり角(ドナウベンド) と呼ぶらしい。 センテンドレは中世にセルビア人を中心とする、 交易商人によって栄えたとのこと。 小さな美術館がたくさんあるというので、 ゆっくり見ながら回るつもり。 ちょうど着くとお昼だった。 中央広場の屋外のカフェでランチ。 平日なのに賑わって、楽しい雰囲気。 影になってしまいました、残念。 メインはローストしたチキンです。 その前には実だくさんのスープが出ました。 食べていると、そのすぐ横を馬車が通ります。 この屋根が独特。小さい窓がある様子。 なんか、誰かが覗いているみたいですね。 やはり、西欧のどことも違った雰囲気、 街並みがかわいらしく、 入り組んだ小路を歩くのが楽しい。 地図を頼りに、小さな美術館をいくつも回る。 見るのにもあまり時間がかからない。 丘の上の教会へ。 広場にはバザーの露店のようなものが出ていた。 湖かな?と思いましたが、ドナウに注ぐ川のようです。 16時過ぎに列車に乗り、 ブダペストへ帰る。 キラーイ温泉に入って、19時過ぎに宿へ帰った。 92年10月14日(水)[100/150] 明日はブダペストを発とうと思う。 最終日にふさわしい?いいお天気。 郵便局で荷物を送り、エクスプレスで両替。 中華まんが売られていたので買ってみる。 昼は宿に戻って食事、なしが美味しかった。 午後また外出、 エクスプレスで切符を受け取る。 (どうやら昨日のメモのExpressは、 旅行代理店かなんかの名前だったらしい) その後国立美術館へ。 ここはハンガリー最大の美術館だそうだ。 時間をかけてゆっくり見る。 夕方からはゲレルトの丘へ。 夜景に変わっていく景色を楽しんだ。 20時ごろ宿へ帰る。 23時頃就寝。 明日は8:45発の列車でブラティスラヴァへ行く予定。 いよいよ、チェコスロバキア入りである。 (今はスロバキアの首都) --- 書いてみると意外とあっさりした一日だった。 今、よくガイドブックを見ると、 英雄広場の方に西洋美術館があって、 スペイン美術のコレクションが有名だそうだ。 その向かいには現代美術館もあり、見応えがありそう。 何で行かなかったのだろう? ハンガリーは2度目だったこともあり、 かなり、休養をかねての滞在となったような気がする。 10月10日の日記 のところで書いたフォアグラですが、 生のもの244gが220フォリントでした。 日本円にして440円くらい?スゴイ、安い・・・! |