★液体の恐怖って何か、ホラー物みたいですね。 旅行に関していえば、液体の扱いはとても難しいです。 どんなに注意しても、荷物の中でモレる、こぼれるという災害を、 引き起こしがちだからです。 私の旅メモには、注意した方がいいこと、の項の一番初めに、 「こぼれる、モレる災害の恐怖-これは悲劇」 …と、アンダーライン付きで、書いてあります。 どれほど私が失敗してきたか、ってことでしょうか(笑)? 続いて、水、シャンプー、ドレッシング、しょうゆ、 バターやチョコの溶けたもの、半熟卵の割れたの、 果物の潰れたの(特にバナナ!)。と色を変えて記されてます。 試供品やホテルのアメニティグッズのパックされたシャンプーは、 軽くて場所をとらず、旅のお供に一見とても良さそうです。 でも…真ん中に圧力がかかると破れて中身が出てきてしまうんですね。 または、飛行機の中の気圧の変化にも関係があるのかもしれません。 1、2泊の荷物があまりかさばらない旅ならともかく、 私みたいに荷物をギューギュー詰めにする場合、 そして長旅で、圧力が長い間かかり続ける場合、 ある日出してみたら、洗面用具がシャンプー、リンスでべったべた! なんてことになっちゃったりするのです。 これが衣服や本につくととても困ります。 でも、洗えば落ちるものなので、まだ性質がいいのかもしれませんね。 香りも悪くないことが多いし。 ドレッシングでやっちゃったことがあります。 機内食で余ったかファストフードレストランで貰ったもの。 便利そうなので、荷物に入れておいて、それが破れて…、 これは本当に性質が悪かった、油でべたべたするし、 スパイスの香りが服なんかにつくと鼻についてしょうがない。 バターもそうです。お昼にパンにつけて食べようと、 朝のを持って歩いてたのを忘れてたりすると…。 この匂いもまた、すごく嫌なものです。 チョコレートも暑い中で持ち歩いていると液体になっちゃいます。 嫌いな匂いじゃないけど、本来その匂いじゃないものから、 チョコレートの匂いがするのは嫌ですね。 それに、茶色いしみがついて取れにくくて厄介です。 ゆで卵はよく、簡易湯沸かし器で宿で作って、 サンドイッチのお供に持ち歩いたりしてたんですが、 固茹でに限りますね。半熟で液状の黄身が出てきた日には…。 …思い出したくないです。果物の潰れたのも同様。 旅の途中、列車の中で会った人と、 「液体の悲劇」について熱く語り合ったことがあるのですが、 彼女の場合は、絵を描く方だったので、 絵の具の溶き油が漏れて、そりゃぁもう大変だったそうです。 想像するだに恐ろしいですね! ごく最近では、この夏、風邪引きのまま出かけた旅で、 咳止めシロップが荷物の中で漏れて、 Tシャツや本が茶色に染まって、べたべたになりました。 これはキャップが緩んでいたようです。 昔あんなに痛い目に遭ったのに!と臍を噛んだものです。 そうそう、チューブの塗り薬なんかも出てきちゃいますね。 歯磨きのラミネートチューブも長い間に傷んで下から漏れます。 こういう悲劇を防ぐには、まず、持ち歩かない!っていうのが一番。 しょうゆもインスタント味噌汁も液体じゃなくて粉末。 どうしても持ち歩かなくてはならない時は、 ビニールパックになっていたとしても、それを更に、 小型でがっちりした容器-たとえばタッパーウェアのような、 ぴっちり蓋のできるものに入れて、持ち歩くのがいいと思います。 (でも、長い間には蓋の閉めそこねとかの危険はあります。) こういうものは旅先で探そうにもなかなか見つかりません。 特にサイズの小さいものは日本でしか売られてなかったりする。 以前石鹸入れにできるサイズをさんざん探したのですが、全くなかった。 石鹸入れといえば馬鹿でかい家庭用のものばかり。 日本に帰ってきたら、ちょうどいいサイズが山ほど売られていて泣けました。 (そういえば、話がちょっとずれますが、 旅行用の小さい洗面用具セットや化粧品入れなんてものは、 日本にしか存在しないものなのでしょうか? 私が旅をした地域では殆んど見られなかったです。 アジアの旅なら違うのかな? 日本の休みが短くて、旅行の期間も短いので、 そういうものの必要が出てくるのかも?) シャンプーは蓋が回すタイプできっちり閉まるもの。 ワンタッチで開くものは危険。 とにかく液体を持ち歩く場合は、漏れる危険を最大限意識すること! (大袈裟??) 旅準備をする前には、新しい旅メモにまず、 液体に注意!と大書して、荷物の準備をはじめるのがよいでしょう。 (ますます大袈裟) ☆★☆★☆ 今日これだけしつこく書いたら、 …何か積年の恨みを晴らした気がして、 すっきりしました(笑)。 すっきりし過ぎて、また忘れたら困るんだけど…。 (03年11月17日) |