あずみの遊印～リンゴの小枝のはんこ屋2代目の悪戦苦闘

を出て大阪駅へ歩き、環状線で京橋に向かい、京阪電車に乗り換え守口市駅へ。今日から守口京阪の職人展だ。売る自信はまったく無い。売るつもりも無いのかもしれない。いや、そんなことはないか。てなことを考えているうちに、押し寄せる大阪のおっちゃんやおばはん、はたまたきれいなお姉様方から手荒い歓迎を受けることとなった１日だった。みな時間がかかることを説明して了解していただく。彫る方は少し調子が悪かった。気に入らなくて数度彫り直した。明日は今日の集中力を上げなければ。
　以前読んだ音楽評論にホロヴィッツがニューヨークのスタインウェイのお店によく遊びに？来ていた時期があり、店頭のピアノを手ならしにポロンポロンと弾いていたらしいのだが、その音が実に素晴らしかったという話があった。私も鼻歌でも歌いながら。ひょひょいと絶品の印が彫れるような境地になりたいものだ。