カテゴリ:会社員だった頃
夜の10時すぎくらい。 テレビを見ながらだらっとしてたら、外から子猫の声が聞こえてきた。最初はあまり気にしなかったんだけど、なんだかすごく切羽詰まったような鳴き方....。 10分たっても相変わらずで、これはなんか変だな~と旦那と二人で様子を見に行くことにした。 懐中電灯で照らしながら、鳴き声のモトを探してみると... 浅く水のたまったドブの中に、まだ小さな子猫がいた! 後ろ足で立ち上がってよじ登ろうとするものの、とうてい子猫に登れる高さじゃなくて、お腹の上の方まで泥水に浸かってビショビショになっちゃってる。 こりゃーアカン! すぐに旦那がミゾの中から子猫を拾い上げて、とりあえず道路にそっと下ろす。 すると、子猫はヨチヨチ....と大慌てで車の下のほうへ走って逃げてしまった(^_^; あんなビショ濡れのお腹じゃ、夜中ほっとけば風邪ひいちゃうかも(心配) かなり長いこと旦那と二人で周囲を捜索したんだけど、子猫さんの姿はぜんぜんなくって、ちょっと諦めかけた時... 「あっ、お母さんだ」 旦那が指差すさきには小柄な猫がいて、その後ろにはさっきのドブに落ちてた子猫がついて歩いてる! よかったぁ、お母さんいたんだぁ~ お母さん猫は寝床があるらしい、畑の片隅のドラム缶の所まで歩いていって、優しく子猫を呼んでいる。 しかーし、そのドラム缶といま立っている道路の間には、さっきのミゾがあるわけで。 お母さん猫はちゃんと抜け道を通って行ってるのに、子猫はお母さんの所に行きたい一心で、お母さんのお手本を全然見ていない(汗) また、よちよち....と歩いて、さっきのミゾの前で立ち止まり『ピャーピャー!』と力一杯鳴いては、どうにか向こうへ行こうとウロウロ、とっても危なっかしい。 「この調子だと、また落ちるよね」 「それより、鳴き声聞きつけた工場のオヤジに酷いことされそうで心配だよ」 2号たちの家の横の工場の親父は、大の猫嫌い。 今まで石を投げつけたりしてるのを何回も見てたから、あの親父に見つかるのが一番心配。 しばらく物陰から様子を伺っていたけど、一向に鳴き止まないし、転げ落ちる寸前だし... 結局仕方なく旦那が出て行って子猫を寝床であるらしいドラム缶の前に置いてきた。 ドラム缶前に下ろされた子猫は、一目散に中へ入ってく。 「本当は、あまり手助けしちゃいけないんだろうけど」 旦那はブツブツいいながらも、ダッコした子猫の柔らかさが忘れられないらしく、何度も可愛いなぁと連発。 一度関わってしまうと、やっぱりどうしても気になっちゃう。決して良い環境とは言えないけれど、あの子猫が元気に大人になってくれればいいなぁ。 とりあえず、心配だから前を通るたびに、あのミゾにまた落ちてないかと確認しちゃうクセがついたぞ(汗) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.10 13:17:55
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