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2011.05.03 楽天プロフィール Add to Google XML

憲法記念日に思うこと -「コンクリートから人へ」
[ カテゴリ未分類 ]    

「コンクリートから人へ」。今ほどこのスローガンがむなしく思えることはない。

 2008年9月に発足した自民党・麻生政権は、2009年度補正予算において、全国5000棟の小中学校耐震化を目的に、2800億円を計上していたのである。ところが、09年8月の総選挙で政権交代を果たした民主党は、「事業仕分け」の名の下その他にも、スーパー堤防事業ストップに代表されるように、民主党は「国民の安全を高めるコンクリートへの投資」のための予算を、軒並み削り取っていった。テレビで「事業仕分け」のパフォーマンスが行なわれ、国民はコンクリートへの投資が削り取られていく光景を見て、拍手喝采したわけだ。
 その結果が今回の世界屈指の震災大国で当然想定しなければならないことを無視したツケとして、東日本大震災が発生した。「コンクリートから人へ」から「コンクリートは人を守る」ということに多くの国民は思い知ったと思います。
 しかし当面はいますべきことは避難者への救済、原状回復に全力を挙げて取り組んでほしい。民主党が掲げたいまこそ「生活第一」の理念の実現のために何が優先すべき政策なのかしっかりと復興施策を進めていただきたい。もう人気取りのパフォーマンスをしている場合ではない。実現性のないマニフェストを謙虚に見直し「こども手当から復興施策へ」である。

鳩山内閣メールマガジン(第3号 2009/10/22)より。
 9月16日に総理に就任してからあっという間に1カ月が経ちました。自分なりに精一杯頑張ってきたつもりですが、国民のみなさまには、何か今までの政治とは違うぞ、政治が変わりつつあるぞと感じて下さっているとしたら嬉しいです。
(省略)
 新しい政権では、このような官僚中心の行政を、私たちの大臣、副大臣、大臣政務官の「政務三役」が中心となって、国民のみなさまの思いを受けとめる行政へと「政治主導」で大きく作り変えることにしました。
(省略)
 来年度予算についても、国民のみなさま方に約束しましたマニフェストに掲げた事業の実現を最優先する一方で、不要不急な事業など徹底して無駄を削る予算編成を進めていきます。
(省略)
 鳩山内閣の国の財政に関する方針は、「コンクリートから人へ」です。これまでの箱もの中心の予算から、みなさまの雇用と暮らしを守る予算に変えていきます。乞うご期待ください。


 と勇ましくぶち上げておきながら、その後の参議院選挙前ではさっそく民主党公約で「コンクリートから人へ」消える参院選マニフェストで公共事業へのスタンスが微妙に変化している。とうぜんですが現実路線への転換が求められてきました。
そして、7月11日に投開票となる参院選に向けて、主要な政党のマニフェストが出そろった。連立政権の中心となる民主党は、昨年の衆院選で掲げた「国民の生活が第一」の理念は残したものの、「コンクリートから人へ」の表現を削除。約9カ月の政権運営を踏まえて、公共事業に対する立ち位置に変化が生じた。
 民主党は、中止を決めた八ツ場ダムに代表されるダム事業について、「できるだけダムに頼らない治水」への政策転換を一層進めると明言。八ツ場ダム以外には中止の文言を使わなかった。原則無料化とする高速道路については、公共交通機関の状況に留意するという条件を付け加えた。
 多くの国民は過去の選択を悔やんでもしかたないですが、これまでの自民党の体たらくに愛想が尽きた結果に民主党に期待したものの、さらによりひどい選択だったことを悔やんでいる人も多々あろうかと思います。

 いまだに不作為の論議は憲法問題です。これもかならず将来ツケが来ることでしょう。与野党は3日の憲法記念日に際し、談話を発表した。
 民主党は「(憲法は)足らざる点があれば補い、改めるべき点があれば改めるべきだ」としたが、休眠状態にある衆参両院の憲法審査会には触れなかった。
 自民党は昨年5月の国民投票法施行後も審査会が始動できないことを「国会の不作為責任が問われる事態」と指摘、民主党の対応を「後ろ向き」と批判した。
公明党 憲法審査会を休眠状態のまま放置させてきた民主党の姿勢は、真摯(しんし)な議論が必要と考える国民の思いを無視するものだ。
 みんなの党 道州制の導入、一院制の実現など新たな国家の枠組みの構築に向けて、憲法審査会を早急に始動して議論を開始すべきだ。
 共産党 東日本大震災の被災者支援と被災地復興に当たって、憲法の先駆的な原理・原則を生かさなければならない。

 憲法記念日にあたり、国民にも「自分の国は自分で守る」という発想のない憲法の欠陥について改正する基本的な憲法論議も気運もない。自衛隊にはいつも後ろ向きな民主党政権ですが、その暴力装置と称している自衛隊の活躍が震災復興で発揮され国民の認識も変ったのではないでしょうか。菅首相の命令で隊員のほぼ半数に上る「10万人態勢」が敷かれた。そして黙々と被災者捜索や生活支援に使命感をもって隊員たちは当たりました。阪神大震災の時のマスコミの対応とは大違い、全国民がその活躍を支持しました。しかしあろうことかこの日本の防衛の手薄な隙間を狙ってロシアの電子偵察機1機が、北海道から中国地方にかけての日本海側に飛来し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進。困った時こそ真の友人がわかるというもの。
 もう菅首相の求心力がない民主党では何を期待したらいいのか暗澹たる思いが募るばかりですが憲法論議を避けているようでは何も期待できない政権ですが、まずは一日も早い復興を願って、今こそ優秀な官僚の能力が発揮できるような政治主導を期待したいものです。





最終更新日  2011.05.05 13:05:44
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