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メキシコ人の友人の家に遊びに
行ったときのことである。 長時間、南米の文化に世話になったのは 初めだったので少し緊張した。 ラテンの音楽は一日中かかってるわ、 ずっとダンスしてるわ、とにかく 熱気がムンムンだった。 夜になると酒が入り、気分も最高潮に 達しようとしている中で 一人だけ浮かない顔をしてる人間がいた。 『メキシコの友人の父親』 周りの空気とは別にこの 親父のいる空間だけ 『おしっこを漏らしたオムツ』 のようにジトジトと冷たい、臭そうな、 しみったれた雰囲気をかもし出していた。 オレはそのオヤジに近づき わけを聞いてみた。 すると、 『わかるんだ、わかるんだ・・・でも・・・』 スペイン語交じりの英語で 何を言ってるのかがはっきりとつかめない。 辛抱強く彼の話を聞いていると、 彼の会話の中にはさかんに、 『バイアグラ』 という言葉が登場してきた。 さては、最近使ったバイアグラに効果がなかったのか、 それともバイアグラかと思ったら ただのビタミン剤を買ってしまったのか、 色々予測はつくが、とにかく パーティーが盛り下がってしまうので さっさと、オヤジにバイアグラがどうしたのかを 理由を聞いてその場を立ち去ることにした。 すると、 『息子が勝手に自分のバイアグラを勝手に盗んだ事』 『開封後のパッケージが自分の部屋に捨ててあった事』 と開口一番彼は言った。すごい重大なことだが 彼にはこんなことよりも重大なことがあるという。 一番のキーポイントは、息子、 『若いのにだいじょうぶなのかな』 心配する順番が違うだろ。 どんなにメキシコ人気質丸出しだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 3, 2005 11:37:58 PM
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