【亜】インコ物語1for English version click HERE.JUNE2005 アリサ自身を【喋るインコ】、他のあらゆる登場人物は全部【人間】 に比喩した物語が浮かびました。 登場人物の名前は全て仮名です。 実話に基づいて比喩表現で語られています。 そして勿論フルストーリーではなく概要です。笑。 読者各自、様々な読解をするのだと思います。 比喩表現からどこまで理解をするか、国語のテストでもできそうな。笑。 (例:【問:原産国へ連れ戻される】=【解答:強制送還される】) 全比喩表現を的確に理解した人がいたら、それこそ感動だな。 言葉遊びって楽しい。 坦々と こどもの日記のような語り口です、許してくだされ。 *****【亜】インコのおはなし***** 日本のとあるペットショップ。 その中に【喋るインコ】が売られていました。 ある日、まだ子供のインコは英国に輸出されました。 ロンドンの空港で飛行機から貨物が降ろされる時、インコは籠のドアが開いた隙に一人で勝手に飛んで行ってしまいました。 インコは色んなところへ飛んで行きました。 間もなくインコはボブさんという一人の人間に拾われました。 ボブさんは悪い人だけど勉強熱心なとても賢い人でした。 ボブさんはインコに英国や、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、中国、カリビアン色んな国の事を色々教えました。 ボブさんはインコに良い事も悪い事も教えました。 インコは良い事も悪い事も一杯見ました。 でも悪い事の方がもっと一杯で、インコはボブさんのする悪い事に慣れてしまいました。 ボブさんはインコには優しくても、インコはボブさんの悪さにいつもハラハラしていました。 ボブさんは度々インコを放し飼いにしてくれました。 それでもちゃんとインコの面倒は見てくれていたので、インコはいつどの町に飛んでいってもちゃんとボブさんの所へ戻ってきました。 ボブさんはインコにとってお父さんみたいな人でした。 ある日、放し飼いからボブさんの家に戻ってきたインコは、ボブさんのお友達のジョンさんに会いました。 ジョンさんは、ボブさんがインコを拾った日にボブさんより先にインコを見つけた人でした。 ジョンさんは、インコが放し飼いでボブさんの家を留守にしていた間に、ボブさんの家に引っ越してきたのです。 ジョンさんは、戻ってきたインコを可愛がりました。 ボブさんは、その前あたりからインコの面倒をあまり見なくなりました。 ジョンさんはボブさんがいない間、こっそりインコに餌をくれるようになりました。 そしてインコはどんどんジョンさんに飼われたくなりました。 ジョンさんはインコを散歩に連れて行ったりしてくれました。 そんな時、インコはなんだかボブさんに悪いような気がしてチョット落ち着きませんでした。 でも、ボブさんには大きな秘密がありました。 何も知らないインコが可哀相になったジョンさんは、インコの事がどんどん好きになり欲しくなりました。 そしてインコに絶対ボブさんには言っちゃダメだよ、と言い聞かせて本当の事を言ってしまいました。 【…ボブさんはインコを放し飼いにしている間に、秘密の部屋で他の鳥をこっそり飼っていました。 その鳥を連れて、遠くの国に旅行に行った帰りに悪いことをしたのが見つかって、その鳥を取り上げられてしまいました。 その鳥はその日の内に原産国へ連れ戻されてしまいました。…】 そしてボブさんはその鳥に会いに、その原産国に行こうとしていました。 ボブさんはその事はずっとインコには内緒にしていました。 インコはびっくりしました。 インコはびっくりし過ぎて、ジョンさんに言っちゃダメだよと言われていたのに、ボブさんに言ってしまいました。 しゃべるインコはまだ子供だったので、頭のいいウソもつけず、ボブさんはジョンさんがインコに本当の事を教えたんだとすぐわかってしまいました。 怒ったボブさんはジョンさんを家から追い出してしまいました。 その時、ジョンさんはインコも一緒に連れていきました。 続きへ… |