![キャタピラー](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/67/0000508367/87/img427ceb19zikbzj.jpeg)
キャタピラーCATERPILLAR
あらすじ: 一銭五厘の赤紙1枚で召集される男たち。
シゲ子の夫・久蔵も盛大に見送られ、
勇ましく戦場へと出征していった。
しかしシゲ子の元に帰ってきた久蔵は、
顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿であった。
村中から奇異の眼を向けられながらも、多くの勲章を胸に、
「生ける軍神」と祀り上げられる久蔵。
四肢を失っても衰える事の無い久蔵の旺盛な食欲と性欲に
シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として
自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていく。
四肢を失い、言葉を失ってもなお、自らを讃えた新聞記事や、
勲章を誇りにしている久蔵の姿に、
やがてシゲ子は空虚なものを感じはじめる。
久蔵の食欲と性欲を満たす事の繰り返しの日々の悲しみから逃れるように、
シゲ子は「軍神の妻」としての自分を誇示するかのように振る舞い始める。
日本の輝かしい勝利ばかりを報道するニュースの裏で、
東京大空襲、米軍沖縄上陸と敗戦の影は着実に迫ってきていた。
そして久蔵の脳裏に忘れかけていた戦場での風景が蘇り始める。
燃え盛る炎に包まれる、中国の大平原。
逃げ惑う女たちを犯し、銃剣で突き刺し殺す日本兵たち。
戦場で人間としての理性を失い、
蛮行の数々を繰り返してきた自分の過ちに苦しめられる久蔵。
混乱していく久蔵の姿に、
お国の為に命を捧げ尽くす事の意味を見失い始めるシゲ子。
1945年8月6日広島、9日長崎原爆投下。
そして15日正午、天皇の玉音放送が流れる中、
久蔵、シゲ子、各々の敗戦を迎える。
(2010年/日本/84分/DV/若松プロダクション=スコーレ株式会社)
(c)若松プロダクション
先行上映会を観に行ってきました![足跡 足跡](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h728.gif)
若松孝二監督さんと寺島しのぶさんの
30分間のトークもあり
きらきら、ツヤツヤの寺島さんを拝見できて
感激でした![きらきら きらきら](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h420.gif)
14人の撮影スタッフで
ひとり4役くらいのお仕事をこなし、
寺島さんの出番は なんと12日間で撮影
1日に8シーンくらい次々と本番をこなしたそうです
1時間20分ほどの最近では短い物語なのに
とても濃い内容の作品でした
たぶん、年齢制限があるとは思いますが
大人のかたには
ぜひご覧いただきたいと思います
江戸川乱歩さんの「芋虫」がモデルだそうです
すっかり忘れてた~
一度また、そちらも読み直したいと思いました
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