バンク・ジョブ
原題: THE BANK JOB
製作: 2008年 イギリス
上映時間: 110分
作品解説: 1971年、ロンドン。
とある銀行の地下金庫に強盗団が侵入、
数百万ポンドにも及ぶ現金と宝石が強奪される事件が起こった。
事件は数日間トップニュースとして報道されたあと、
突如打ち切られた。
それはイギリス政府からの
D通告(国防機密報道禁止令)によるものだった......という
実話を基にしたクライム・サスペンス。
王室スキャンダルの漏洩!?という大胆な仮説を軸に、
"事情"を知らない強盗団、政府高官、裏社会の顔役、
汚職警官らが絡み合うストーリーは非常にスリリング。
『トランスポーター』などのジェイソン・ステイサムが主演だが、
いつものB級アクション"臭さ"を感じさせない、
見応えのある作品となっている。
あらすじ: 1971年9月のある日曜日。
ロンドンのベイカー・ストリートにあるロイズ銀行が襲われる。
強盗団がトンネルを掘って、銀行の地下にある貸金庫に侵入したのだ。
彼らは数百万ポンドにも及ぶ現金と宝石類を強奪し、行方をくらませる。
テリー(ジェイソン・ステイサム)ら犯人たちの手がかりはあったが、
ロンドン警視庁は結局なにも見つけられず、
誰ひとり逮捕することもできなかった。
事件は連日、トップニュースとして報じられる。
しかし数日後、突如すべての報道が打ち切られる。
イギリス政府が、歴史上数回しか発したことのない
"D通告・国防機密報道禁止令"を発令したためである。
なぜなら犯人たちが強奪した金品の中に、
イギリス最大のタブーである王室スキャンダルの証拠となる、
英国王女のスキャンダル写真が含まれていたのだ。
また、そのほかにも、政府高官や裏社会の顔役、
汚職警官らが預けていた、
決して公にすることのできない秘密の証拠もあった。
こうして、実は寄せ集めの小悪党集団にすぎなかった
7人の実行犯たちは、
筋金入りのプロの刺客に狙われるようになる。
1人、また1人と犯人たちは追いつめられ、
強奪した"秘密"を巡る、命を懸けた駆け引きが繰り広げられる