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イギリスで省兵の一家は手厚い歓迎を受けた。 それもこれも表向きは民間の貿易商として渡英してきた一家だったが、裏で軍の密命を受けていたからだった。 その事実は省兵たちには直接関係のないことだったが、おかげで将兵達一家は何不自由ない暮らしを約束された。 ただ省兵の父親はほとんど家におらず、また家にいる時は必ず英国人の客数人と奥の部屋にこもっていた。 時々その部屋には、日本人が加わることがあった。その人物は一般人と同じ背広に山高帽を被っていたが、その歩き姿はまさに軍人のものであることは隠しようがなかった。 省兵たちはその部屋絵の近寄りが一切禁止されていたので、中で何が行われていたのか、何が話し合われていたのか全く知る由もなかった。 無論、もしその場にいたとしても、まだ幼い省兵にその意味を理解することは出来なかっただろうが…。 省兵たちに与えられた家には広い芝生の庭があった。 省兵は兄とともに、天気のよい日は毎日その庭を走り回って遊んだ。 暫くして、父親がよい機会なのでと、日本語がわかる英国人を連れてきて、省兵たちはその人物に英語を習うことになった。 幼い兄弟は瞬く間に英語を理解していった。 そして月日は流れた。 To be continued... ![]() ついでにコチラもポチッとお願いします→ ![]() 掲示板の方でぶちぶち独り言も呟いていますので、お暇だったらお付き合いくださいませ。 [連載小説]カテゴリの最新記事
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