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その後、省兵は祖父たちの小隊と別行動中に、この南方で戦死することになるのだが、この話は面白くないのでもうやめよう。 その後の彼の残された家族がどうなったのかも、想像に難い。 もしかしたら、彼らは本当に米軍のスパイだったのだろうか? それとももっと単純な理由だっただろうか? あの時代に、日本人でありながら日本語が不自由で英語とフランス語しか話せなかった彼の妹と、同じく日本人でありながらフランス語しか話せなかった妻。 実家と帰省先が違う理由は、もう今となっては永遠の謎となってしまった。 しかしあの時代にそういう人物が一生懸命生きて、そして散っていったという事実だけが、祖父の話の中で生き残っている。 そしてその祖父がやがてこの世を去った時、そのことも時代の中に忘れ去られていくだろう。 毎年祖父が行く連隊の慰霊祭には、当時所属していて共に戦った仲間は祖父を入れてもう4人しか来ない。 多くの方は亡くなり、まだ生きている人も、病気や高齢のため出席が困難である。 その出席者の人数が減るにつれ、祖父は寂しそうだが、それでも行ける限り慰霊祭には行くつもりだろう。 祖父が行けなくなったら、私が代わりに出席しようか… そんなことを考えながら、今日も祖父の思い出話に付き合うのだった。 THE END ![]() ついでにコチラもポチッとお願いします→ ![]() 掲示板の方でぶちぶち独り言も呟いていますので、お暇だったらお付き合いくださいませ。 [連載小説]カテゴリの最新記事
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