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遺跡めぐり(写真多数) (旅行・海外情報)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】
アルタクセルクセスの王宮址遺跡
HISTORIARVM LIBRI

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2008年08月28日 楽天プロフィール Add to Google XML

 遺跡めぐり(写真多数)
[ 歴史・考古学 ]    

 この日は午前に少し室内作業をしたのち、午後はT団長に遺跡めぐりに連れて行ってもらうことになった。
 同行するのは車を運転するT先生(R大教授)、そして僕と同じくイスラエルは初めてのM君(R大院)、そして急きょ同行が決まったK君(K大院)の四人である。何やかんやで出発が遅れて2時を過ぎてしまった。

 まずはここからは北にあたるテル・ハツォールの遺跡に向かう。高速道路みたいな道を飛ばしても1時間以上かかる。ハツォールは軍人・政治家(副首相)でもあったイガエル・ヤディンによる発掘が有名だが、現在もヘブライ大学による発掘調査が続いていて、K君は昨年ここの調査にボランティアとして参加したそうだ。
 ヤディンの発掘報告書などは以前からよく見ていたが、実際にその地に立てるのは感激である。入場料18シェケルを払って遺跡の丘の上に上る。観光用に整備されているのはアクロポリスの部分のみだが、それはこの遺跡のほんの一部に過ぎず、この遺跡は総面積80haに及び、テル(遺丘)型遺跡としてはイスラエルで最大の規模を誇っている。青銅器時代にはメソポタミアやエジプトにも知られた大都市だったのだから当然だが、今は一見ただの丘である。↓
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↓鉄器時代(紀元前1000年頃)の城門。ただし上部構造の多くは復元。旧約聖書のソロモン王などで名高い時代だが、ハツォールの最盛期はさらにそれ以前だった。
P8280037.jpg

↓保護のための屋根で覆われた、後期青銅器時代(紀元前1300年頃)の宮殿。この時代のこの地域の建築物としては破格の規模であるらしい。梁やオルトスタット(腰羽目板)を多用する建築技法は、同時代のヒッタイト帝国のそれを彷彿とさせる。
P8280038.jpg

↓巨大な玄武岩製の柱の基礎石。玄武岩でこんなに大きいのはトルコでもシリアでも見たことがない。イスラエルの遺跡も侮りがたい。
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↓宮殿の脇にあるトンネルの入り口。宮殿の地下へと続いているのだという。
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↓穴があったら入りたくなる性分なので入ってみる。岩盤をくりぬいたトンネルの下り坂を10mほど進んだが、えんえんと続いていて途中で右に屈曲する。シリアのカトナで発見されたような王墓の入り口か、あるいはエルサレムで見たような地下水源への入り口なのか??足もとが悪くて滑りやすく、地上に戻れないと困るので引き返す。
P8280055.jpg

↓鉄器時代に典型的な列柱式建物。
P8280059.jpg

↓鉄器時代?のオリーブ油搾油施設。
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↓鉄器時代?の貯水槽。巨大。水の確保は死活問題だったようだ。
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 感激のあまりハツォールで思わぬ時間がかかってしまったのと、そもそも出発が遅れたこともあり、当初予定していたメギド(「ハルマゲドン」の語源ですな)訪問をあきらめ(メギドはハツォールと逆に僕らの宿舎から見て南方にある)、手近な場所にあるベトサイダ訪問に切り替える。
 ベトサイダはガリラヤ湖北岸にある遺跡である。イエスが5000人に食事を振舞ったとか、盲人の視力を回復したなどの「新約聖書」に記載された奇跡で知られているらしく、またその時代の遺跡もあるが、鉄器時代の城門も発掘されている。遺跡はキャンプ場の中にあり、入場料として4人で45シェケル取られた。

↓ガリラヤ湖
P8280074.jpg

↓鉄器時代の城門。なかなか立派だが、むやみに石が多く発掘は大変そうだ。
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↓ローマ時代(イエスの時代)の住居。ここも黒い石だらけでお世辞にも住み心地は良さげとはいえない。
P8280084.jpg

↓ローマ時代の住居にある地下貯蔵室。ワイン入りの大甕でも置いていたのだろうか。
P8280085.jpg

 このガリラヤ地方は緑溢れる風光明媚な地ではあるが、とにかく蒸し暑い。遺跡にじっと立っているだけでも汗が噴き出してくる。
 この辺りはマリンスポーツが盛んだが、水にでも入ってないと気持ちが悪い。さっきローマ時代のワインセラーを見たが、酒でも飲まないと我慢できねえぞこりゃぁ。もうそろそろ帰ることにした。
 帰り道では事故渋滞やラッシュに巻き込まれたが、T先生のアグレッシブな運転にドキドキしながら無事に宿舎であるキブツに戻った。
 晩御飯は先日と同じく変わり映えしないピザの山だった。

・・・・・・・・
 あなたがいつか話してくれた 遺跡を僕はたずねて来た
 二人で行くと約束したが もったいないので4人で来た
 
 遺跡めぐりの車は走る 窓に広がるガリラヤの湖よ
 汗にまみれて服はぐしょぐしょ この旅終えて キブツへ帰ろう


最終更新日  2008年08月30日 08時10分16秒
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