カテゴリ:映画
23日は勉強会に参加。結構飲んだ。
24日は今年は誕生日を一人で迎えるというS君に付き合って、映画を見に行く。フランス映画「Disco」(ファビエン・オンテニエンテ監督)である。 (あらすじ) フランス北部の港町、ル・アーヴル。主人公ディディエ・「トラヴォルタ」(フランク・デュボスク)は生活破綻者で、定職もなく、別れたイギリス人の妻?には一人息子ブライアンにも会わせてもらえず、同居する母にがみがみ言われ、さえないジャージ姿で母のお使いの買い物に行くだけが日課の毎日である。 そんなとき、地元のクラブ経営者ジャクソン(ジェラール・ドパルデュー)がディスコダンスの大会を企画する。かつて(70年代から80年代初頭)ディスコのスターだったディディエにも、参加するよう促す。賞品はオーストラリアへのペアチケット。ディディエは少しは父親らしいところを見せようと、息子のためにオーストラリア旅行券獲得を目指して大会出場を決意する。 ディディエはかつて3人でダンスチーム「ビー・キング」(直訳すると「蜂の王」か?)を組んでいた港湾労働者のウォルターと、セールスマンのヌヌイユを説得する。今は「普通の大人」になっている二人は、20年のブランクを経て、ディディエのペースに乗せられチームを再結成する。 新しい振付を習うため、ディディエはバレエ教室に出向くが、そこで美しいインストラクターのフランス(エマニュエル・ベアール)と出会い、一目ぼれする。紆余曲折をへながらダンス大会の予選を勝ち進む中、ディディエは息子にいいところが見せられるのか。そして恋の行方は・・・・・。 (感想) あらすじを見ても分かるようにベタなストーリーで、結構あらすじが読めてしまのだが、そういうのを抜きにしても面白い(愉快な)映画だった。70年代後半~80年代前半の時代をリアルタイムで知る人は勿論(観客の多くはそういう年代の人だった)、若い人にも楽しめると思う。まあヨーロッパではずっと「80年代ブーム」が続いてるしね(日本の昭和30年代ブームとはまた性格が違うんだろうけど)。 さえない中年男がダンスで奮起して、美しいインストラクターとの恋・・なんてのは「Shall we dance?」とよく似ているが、主人公ディディエはもう滅茶苦茶な人である。全然空気が読めないというか、自分の世界に生きていて、こうと決めたら自分の思うままに突き進んでいく。傍から見ている分には面白いが、実際こういうのが周りにいたら迷惑だろうなあとは思うのだが。 ラストだけは意外に空気を読んだりしていて、この辺はアメリカ映画とは違うところかなと思う。 ところで、ディディエの年齢は40歳くらいということになっているが、この物語が現在の話だとすると年齢のつじつまが合わなくなる。演じている俳優の役柄の年齢も実年齢より10歳くらい若く設定されているが、この物語は今から10年くらい前の話でないと年齢的なつじつまが合わない。30代の僕は「サタデーナイト・フィーヴァー」なんてうろ覚えなだけだし、当時ディスコでブイブイ言わせていたのなら今は50歳くらいじゃないとおかしいんじゃないだろうか。 まあ僕は歴史専攻だからつまらない詮索をしたが、見る人が元気をもらえること請け合いの映画だと思う。 ・・・・・・・ 映画から帰ると、全身の関節が痛い。どうも熱があるようだ。僕は元気ではなく風邪をもらってしまったようだ。早めに対処したので熱は一晩で引いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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人ゴミ厳禁新型インフルエンザかもよ。
(2008年11月27日 17時48分06秒)
>風船さん
>人ゴミ厳禁新型インフルエンザかもよ。 ----- 早めに休んだら熱はすぐに下がったのですが、その後ずっとお腹の調子が悪いです。風邪と関係あるのか、ただの食当たりか。 (2008年11月29日 13時08分47秒) |
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